必要だったのは血と極端な暴力、R18+ホラー「哭悲」を監督が語る

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「哭悲(こくひ)/THE SADNESS」で長編初監督を務めたロブ・ジャバズが、制作経緯を明らかにした。

「哭悲/THE SADNESS」

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「哭悲/THE SADNESS」ポスタービジュアル

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本作では、凶暴性を助長するウイルスの感染拡大により暴力があふれかえる台湾を舞台に、一組の男女が再会を果たそうとするさまが描かれる。レジーナ・レイベラント・チュウらが出演した。

ロブ・ジャバズ

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哭悲/THE SADNESS」制作のきっかけを「新型コロナウイルスの蔓延」と語るジャバズ。多くの映画が公開延期を余儀なくされ、映画館が再開するも新作の公開がない状況は台湾も同じだったという。ジャバズは「私たちにできるのは映画を作ることだ」という思いから、低予算でできるホラー映画の制作に着手。そして、当時の状況を反映させた作品こそ観客が求めているものだと考え、「台湾を襲うパンデミック」というコンセプトのもとプロジェクトを進めた。

だがウイルスやゾンビをテーマにした作品は数多く制作されてきたため、ジャバズは「どうすれば真新しい映画になるだろう」と考え、「血と極端な暴力が必要」という結論に至る。彼は「人々はテレビ番組やゲームなどで“ゾンビアポカリプス”という概念に慣れすぎている。『ウォーキング・デッド』以降の世界で人々の心を揺さぶるには、かなり踏み込んだことをしなければならないと思ったのです」と振り返った。なお本作は映画批評サイト・Rotten Tomatoesにて、本日6月6日時点で90%フレッシュの高評価を維持している。

「哭悲/THE SADNESS」は7月1日より東京・新宿武蔵野館ほか全国でロードショー。

※「哭悲/THE SADNESS」はR18+指定作品

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(c)2021 Machi Xcelsior Studios Ltd. All Rights Reserved.

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映画『哭悲/THE SADNESS』公式 @thesadnessjp

“人々はテレビ番組やゲームなどで“ゾンビアポカリプス”という概念に慣れすぎている。『ウォーキング・デッド』以降の世界で人々の心を揺さぶるには、かなり踏み込んだことをしなければならないと思った”

必要だったのは血と極端な暴力、R18+ホラー「哭悲」を監督が語る https://t.co/SJjEPMqpfo

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