「機動戦士ガンダム」ククルス・ドアンの島で暮らす子供たちの設定画が到着

「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」より、ククルス・ドアンとともに“帰らずの島”で暮らす子供たちのキャラクター設定画が到着した。

1979年から1980年に放送されたテレビアニメ「機動戦士ガンダム」の第15話「ククルス・ドアンの島」を映画化した本作。テレビ版でキャラクターデザインを手がけていた安彦良和が監督を務め、アムロ・レイに古谷徹、ドアンに武内駿輔が声を当てた。

戦争で親を亡くし、ドアンに引き取られた子供たち。テレビアニメでは4人だったが、今作では20人が登場する。安彦は「テレビの回でもいっぱいいたと思っていたら、ロランという女の子を入れても4人しかいない。でもそれだと絵にならないんですよね。要するに私設孤児院みたいなものですから。それで脚本の根元歳三さんに『子供は20人は登場させてください』と言ったんです。これは非常にめんどくさいと承知しながら、総作監もやってくれている田村篤さんにキャラクターデザインをお願いして。そうしたらあっという間に20人分が上がってきて（笑）。それはもういいキャラで、あれはありがたかったですね」と語る。

また、安彦は「話の中心になるドアンは、テレビアニメだと南の島でトラウマを抱えながらも4人の子供と暮らしていましたが、映画ではまた違った印象になっていると思います」と述懐。「子供たちの生活感が出れば、当然ドアンも優しい生活臭のあるキャラになりますからね。そういう意味でも子供はいっぱいいなきゃダメということですね。彼の中にも相当深いトラウマがあると思いますよ。20人の戦災孤児を引き取っているわけですから、それぞれに厳しい現場があったはずで、その1つひとつがトラウマになっているはずなんだよね」と話した。

なお神奈川・横浜の展示施設「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA（GFY）」と「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」のコラボキャンペーンが決定。GFYガンダムがこれまで見せてきたポーズとテレビ・劇場版「機動戦士ガンダム」に登場する78ガンダムのポージングから、それぞれ一番人気のものをファンの投票で決め、1位に選ばれたポーズを使用したコラボビジュアルを制作するというものだ。詳細はGFYと「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」の公式Twitterアカウントでチェックしよう。

「機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島」は6月3日に全国で公開。ドルビーシネマや4Dでの上映も行われる。