チャン・イーモウの監督・脚本作「ワン・セカンド」が5月に公開、主演はチャン・イー

チャン・イーモウの監督作「一秒鐘」が、「ワン・セカンド 永遠の24フレーム」の邦題で、5月20日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。

文化大革命時代の中国を舞台にした本作は、フィルムの中に1秒だけ映し出されている娘の姿を追い求める父親と、幼い弟と暮らす貧しい少女を描いた人間ドラマ。2人が出会い、その人生が思いがけない方向に進んでいく。父親役でチャン・イーが主演し、少女役は新人のリウ・ハオツンが演じる。また脚本もイーモウが担当した。

公開された日本版ポスタービジュアルは2人の姿と映画のフィルムが重なるデザインに、「たった1秒しか映らない娘の面影は、永遠に父の心に刻まれる」というコピーが配されたもの。イーモウは長年映画化を熱望していた企画だという本作について、「子供の頃に観た映画の光景がいつまでも忘れられない。あの言い表せないほどの興奮と喜びはまるで夢のようだった。映画は、成長する私たちの傍にずっと寄り添ってくれた。夢は、私の人生にずっと付き添ってくれた。この作品を、映画を愛するすべての人に捧げたい」とコメントしている。