「MIRRORLIAR FILMS」監督としての阿部進之介、志尊淳、柴咲コウらも映した特報

短編映画制作プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS（ミラーライアーフィルムズ）」Season2の公開日が2月18日に決定。ポスタービジュアルと特報映像が公開された。

“変化”をテーマに、俳優、映画監督、マンガ家、ミュージシャンなど総勢36名が手がけた短編映画をオムニバス形式で4シーズンに分けて公開する同プロジェクト。Season2には監督として阿部進之介、紀里谷和明、志尊淳、柴咲コウ、三島有紀子、山田佳奈（□字ック）と、“選定クリエイター枠”として応募の中から選ばれたAzumi Hasegawa、柴田有麿、駒谷揚が参加する。

YouTubeで公開された特報には、各作品の印象的なショットのほか、初監督となる阿部、志尊、柴咲の演出する姿を見られるメイキング映像も収められている。なおエンドロールと特報の音楽は、Season1に引き続き、Asahiこと内田朝陽とtahこと山田孝之からなるユニット、quuが手がけた。

さらに各作品のタイトルとあらすじも明らかに。Azumi Hasegawaの「Denture Adventure」は夫を亡くし孤独な日々を送るミセス・ワンが、不思議な金歯を自分にはめ若返るところから始まる。阿部が監督を務め、サンディー海、中本賢、内田が出演した「point」は、日本を旅する外国人青年ジョシュアと、車に乗った老年の男・山岸の交流を描くロードムービー。紀里谷の「The Little Star」は愛する者を失った男の物語で、主人公を山田孝之、その妻を松本まりかが演じるほか、高橋努、武田梨奈が出演する。

駒谷による「King & Queen」では、夫の殺害をたくらむ妻のもとに「世界各地でゾンビが発生した」というニュースが飛び込んでくる。同作は2020年のステイホーム期間中に、駒谷の家族総動員で撮った作品だ。志尊の「愛を、撒き散らせ」は、“つながり”を求めてもがく人々の物語。さまざまな悩みを抱える人たちの孤独に寄り添い続ける主人公の女性を板谷由夏が演じた。柴咲の「巫.KANNAGI」には柴咲本人と矢部俐帆、しゅはまはるみ、山崎樹範、松村玲郎が出演。4年前に父親を亡くし、母親と暮らす少女・さなを中心に、貧困や孤立など、現代社会に潜む闇が映し出される。

柴田による「適度なふたり」では、ヨーロッパ企画の永野宗典、藤谷理子がダブル主演を務めた。遠距離で暮らしていたが、初めて共同生活することになる新婚夫婦を描くコメディだ。「インペリアル大阪堂島出入橋」は、三島が思い出の店である大阪・堂島の洋食レストランの閉店をきっかけに、在りし日の店を記録として残そうとした私小説的な一編。佐藤浩市がシェフに扮したほか、宮田圭子、下元史朗、和田光沙が出演する。片岡礼子、細田善彦が出演する山田佳奈の「煌々 go on a picnic」は結婚式を控えた息子とその母親を描くロードムービー。親子は本栖湖までドライブに出かけるが、いつものように喧嘩が始まってしまい、やがて母親の秘めた真実が明らかとなる。