新情報満載のツブコン2021、「シン・ウルトラマン」樋口真嗣は「まだ作ってます!」

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円谷プロダクションのラインナップ発表会「TSUBURAYA CONVENTION 2021 SPECIAL PROGRAM」が、本日12月13日に東京・東京ドームホテルで開催。さまざまな新情報が発表された。

左から樋口真嗣、斎藤工、ウルトラマン、古谷敏。

左から樋口真嗣、斎藤工、ウルトラマン、古谷敏。

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「Ultraman(原題)」ティザービジュアル

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「ANOTHER GENE」ビジュアル

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2019年以来、2回目の開催となった本イベントではまず、円谷プロダクションの代表取締役兼CEOである塚越隆行が挨拶。続いて円谷プロダクションとNetflixが共同制作するCGアニメ長編映画「Ultraman(原題)」の監督シャノン・ティンドル、ジョン・アオシマからのビデオメッセージが流された。メッセージはYouTubeでも公開されている。またTSUBURAYA IMAGINATIONにて、「ウルトラマンジード」をベースとしたマンガ「ANOTHER GENE」が2022年にスタートすることが明らかに。アーティストユニット・グリヒルが執筆する。

左からイーヴィルトリガー、平野宏周、ウルトラマンゼット、寺坂頼我、ウルトラマントリガー、中村優一。

左からイーヴィルトリガー、平野宏周、ウルトラマンゼット、寺坂頼我、ウルトラマントリガー、中村優一。[拡大]

続いて3月18日より、「ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA」の完結編となる「ウルトラマントリガー エピソードZ」がTSUBURAYA IMAGINATIONにて独占配信され、全国の劇場でも同時公開されることが発表に。特報映像が映し出されたのち、ステージにはマナカ ケンゴ役の寺坂頼我、ナツカワ ハルキ役の平野宏周、GUTS-SELECTの新たな隊長役の中村優一が登壇した。

「ウルトラマントリガー エピソードZ」キービジュアル (c)円谷プロ (c)ウルトラマントリガー特別編製作委員会

「ウルトラマントリガー エピソードZ」キービジュアル (c)円谷プロ (c)ウルトラマントリガー特別編製作委員会[拡大]

「ウルトラマンZ」で主演を務め、「ウルトラマントリガー」テレビシリーズに続き、今作にもゲスト出演する平野は「『ウルトラマンZ』は劇場版がなかったので、その分ここで爪痕を残して、『Z』の劇場版をやってもらうためにもしっかりハルキを演じきろうと思います」と意気込む。「エピソードZ」からの新キャラを演じる中村は「まだ実感ないんですよ。3月に上映・配信されるまで、ドッキリだと思ってる」と笑いつつ「歴史ある作品に自分の名前を刻めて幸せです」とシリーズへの出演を喜んだ。また自身の演じる役柄については、「タツミ隊長はすごく隊長らしいじゃないですか。でも僕が演じる隊長はやわらかい感じで接しやすい」と紹介した。

MCから促され、寺坂と平野が変身ポーズを取ると、ステージにはウルトラマントリガー、ウルトラマンゼット、さらに「エピソードZ」に登場するイーヴィルトリガーが登場。フォトセッションののち、寺坂は「『エピソードZ』、絶対に期待に応えられるものになってると思います。皆さん、一緒に戦ってください! お願いします!」と述べた。

左からSEVEN SUIT、ULTRAMAN SUIT、木村良平、ACE SUIT。

左からSEVEN SUIT、ULTRAMAN SUIT、木村良平、ACE SUIT。[拡大]

アニメ「ULTRAMAN」シーズン2キービジュアル (c)円谷プロ (c)Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi (c)ULTRAMAN製作委員会2

アニメ「ULTRAMAN」シーズン2キービジュアル (c)円谷プロ (c)Eiichi Shimizu,Tomohiro Shimoguchi (c)ULTRAMAN製作委員会2[拡大]

アニメ「ULTRAMAN」からは早田進次郎役の木村良平が登壇。キージュアルと、新キャラクター・ペダント星人を諏訪部順一が演じることが解禁された。6人のULTRAMANが描かれたキービジュアルについて、木村は「カッコいいでしょ? 6人のULTRAMANたちっていうのが売りと言うか見せ場なので。アクション性のあるキービジュアルが出せてうれしいですね」と紹介。諏訪部については「現場で台本を見て『諏訪部さんだ』って知って。悪い声を当てる人がついたなあと。これはなかなか言葉では説明できないんですけど、(ペダント星人は)腹立ちますよー!(笑)『倒してくれ!』と思ってもらえる。キャラクターのもともと持っている性質に、諏訪部さんが芝居を乗っけることで、圧力や『こりゃ強敵だな』という感じがあります」とコメントした。フォトセッションにはULTRAMAN SUIT、SEVEN SUITに加え、本日お披露目となるACE SUITも登場。これには木村も「カッコいい! 3人そろうと迫力があるね」と興奮しながら、写真撮影に応じた。

左からダイナゼノン、雨宮哲、グリッドマン。

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「GRIDMAN×DYNAZENON 劇場版(仮題)」ティザービジュアル

「GRIDMAN×DYNAZENON 劇場版(仮題)」ティザービジュアル[拡大]

続いては「GRIDMAN×DYNAZENON 劇場版(仮題)」の製作が発表に。2018年にオンエアされたテレビアニメ「SSSS.GRIDMAN」と、今年4月から6月までオンエアされたテレビアニメ「SSSS.DYNAZENON」に続く新作だ。ステージに登壇した監督の雨宮哲は、グリッドマンとダイナレックスが描かれたビジュアルを見て「この並び立ちをやりたかった。ようやく並んでいただけました」と感慨深げ。ここでステージにはグリッドマンとダイナゼノンが登場。本日初めてそろうという2体と、雨宮はカメラに収まった。最後にコメントを求められた雨宮は「僕から(作品を)応援するコツをお知らせしたいと思います。もし劇場で公開されましたら、初日、もしくは最初の土日に観てください。これが一番の応援になります! 何とぞ応援よろしくお願いします」と力強く述べ、会場を笑わせた。

樋口真嗣

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TSUBURAYA IMAGINATIONで配信される短編アニメ「KAIJU DECODE 怪獣デコード」の紹介を挟み、最後に発表されたのは「シン・ウルトラマン」の新情報。公開日が5月13日であることが解禁された特報が映し出されたのち、ステージには監督の樋口真嗣と、主演の斎藤工が登場した。公開日決定に関して、樋口は「『この日までにやれ』とあいくちを突き付けられた感じ。会う人会う人に同情されるんですよ。“塩漬け”って言うんですかね。完成してるのにコロナの影響で公開できない映画っていう枠に入れられちゃってるんですけど、大きな誤解がある。まだできてません! まだ作ってます! やってもやっても終わらない。できればここから逃げ出したい」と宣言。MCから「制作の皆さんの熱意を感じますね。公開が楽しみです」とフォローされていた。

「シン・ウルトラマン」ティザーポスター (c)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 (c)円谷プロ

「シン・ウルトラマン」ティザーポスター (c)2021「シン・ウルトラマン」製作委員会 (c)円谷プロ[拡大]

またMCからは、1月に公開されたティザーポスターに切り取られた3つのアイテムについて「言えるところまで説明を」と促される。樋口は「真ん中のは……困ったときに使うといい。名前は言っていいかな? ベーターカプセルです」と、初代ウルトラマンの変身アイテムと同名のものであることを明かした。さらに「隣にあるドッグタグに書いてある名前は、神永新二。これは斎藤さんの役名です」と、これまで“ウルトラマンになる男”と発表されていた役名を発表した。続けて左下のアイテムについては「あれは……胸に付けてるマークですね」と詳細は避けつつ、3つとも神永新二に関連するアイテムであることは断言。「言ってしまえば神永新二なりきりセットです」と述べた。

斎藤工

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さらにここで新たな特報が解禁。ウルトラマンが光線を放つ映像が公開され、MCが興奮気味に「これは『ス』から始まり、『光線』で終わるものですか?」と訪ねると、樋口は「見てのとおりです(笑)」とコメント。さらにステージに置かれていたウルトラマンのスタチューを見ながら「最初にこれ出しちゃったら、なんか……」とインパクトが薄れてしまったことを残念がり、斎藤も「順番って大事ですね」と笑っていた。

古谷敏

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続いてゲストとして、初代ウルトラマンのスーツアクター・古谷敏が呼び込まれる。古谷は「(『ウルトラマン』から)55年経ちました。現場にはウルトラ愛の強いスタッフがたくさんいました。今度の『シン・ウルトラマン』も、愛と夢と希望を持たせてくれる作品になってると思います」と映画への期待を募らせる。また特報を踏まえ、MCから「スペシウム光線はなんでああいうポーズになったんですか?」と聞かれると、「それをしゃべると1時間も2時間も掛かっちゃう(笑)」とコメントした。

最後に樋口は「お待たせして申し訳ありませんが、お待たせした甲斐のあるものにするべくがんばっております。今日こうしてる間も多くのCGスタッフが働いております。このままいくと年末年始もなくなる、餅はどうしよう、なんて話も出ておりますが、それでも僕らは作り続けなければいけない。5月13日に観ていただくためにがんばっていきたいと思います」とコメント。斎藤は「2年前に樋口さんと『2021年公開』っていうプラカードみたいなのを持った記憶があるんですけど、そこから進化を続けてます。俳優部としてはなかなかもう関わることはないんですけど、この作品に関しては『クランクアップして終わり』ではなく、どこか共存し続けている感覚があります。来年の5月、皆さんにお届けできることを光栄に思ってますし、初代ウルトラマンを創造してくださった方へのリスペクトを込めた現場でしたし、そういった作品になってますので、しばしお待ちいただけたら」とまとめた。

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