ルカ・グァダニーノが製作総指揮、白トリュフ求める老人たちを追ったドキュメンタリー

「君の名前で僕を呼んで」のルカ・グァダニーノが製作総指揮を務めたドキュメンタリー「The Truffle Hunters」が、「白いトリュフの宿る森」の邦題で公開決定。予告編と日本版ポスターが公開された。

本作は、高級食材であるイタリア・ピエモンテ州アルバ産の白トリュフを採集する人々を追ったもの。写真家であるマイケル・ドウェックが「ピエモンテ州には、夜になると森に白トリュフを探しに出てくる妖精のようなおじいさんたちがいる」という言い伝えを耳にしたことから本作の製作がスタートした。

森の奥深くで犬とともに伝統的な方法でトリュフ探しをする老人たちは、妻や友人たちにさえトリュフが生える場所を決して明かさないという。しかしドウェックは約3年間にわたり彼らの生活に入り込み、信頼関係を得たうえで、彼らの生活を撮影することに成功した。第92回ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞ではトップ5ドキュメンタリーに選ばれるなど、注目を浴びている作品だ。

YouTubeで公開された予告のナレーションは津田健次郎が担当。津田からはコメントも到着している。「白いトリュフの宿る森」は2022年2月18日より、東京のBunkamura ル・シネマほかで公開される。

津田健次郎 コメント

そこは老人達と犬だけが知っている秘密の森。希少な白トリュフを狩る老人達の静かな生活を淡々と描く御伽噺の様な世界。
老人達と犬その家族の物語は微笑ましく、時に深刻でもある。
穏やかな田舎の風景、彩り豊かな深い森が心に沁みる。
優しい映画です。