本作は山口県の小さな島で暮らす少女の成長が描かれる、ひと夏の物語。アルコール依存症の父が母へ暴力を振るう場面が目に焼き付いてしまった小学4年生の原田凪は、両親の離婚によって母の故郷の島で暮らすことに。人々の温かい歓迎によって少しずつ凪が笑顔を取り戻す中、「再び家族に戻りたい」という父が島を訪れる。心に傷を負い、時折過呼吸になって倒れてしまう凪役で新津が主演。監督と脚本を「13階段」「夜のピクニック」の
凪役をオーディションでつかんだ新津は「オーディションはすごく緊張しましたが、凪のシーンを演じることがとても楽しかったので、本当に凪役に決まった時は飛び上がるくらい嬉しかったです!」と振り返り、「私も、母が山口出身で、山口は私にとっても大切なふるさとです」とつづる。山口県でいくつも作品を手がけてきた長澤は「山口県はもはや僕の映画史にとって欠くべからず大切な存在です。新作『凪の島』は、そんな僕にとっての人生の集大成とも宝物とも言っていい作品になるでしょう」とコメントした。
新津ちせ コメント
主人公・原田凪役を演じます、新津ちせです。
長澤監督のオーディションはすごく緊張しましたが、凪のシーンを演じることがとても楽しかったので、
本当に凪役に決まった時は飛び上がるくらい嬉しかったです!
凪は、東京からお母さんの生まれ故郷の山口県下松市の島に引っ越してきた、海が大好きな女の子です。
私も、母が山口出身で、山口は私にとっても大切なふるさとです。
撮影では、長澤監督をはじめ、たくさんのスタッフ・キャストの皆様、あたたかい地元の方々に支えていただきながら、
山口の美しく豊かな自然のなかで原田凪として生きることができ、とっても幸せでした。
映画「凪の島」、ぜひたくさんの方に見ていただけたら嬉しいです!
長澤雅彦 コメント
2014年製作の映画「恋」以来、山口県で僕は様々な映画や映像を作ってきました。山口県はもはや僕の映画史にとって欠くべからず大切な存在です。新作「凪の島」は、そんな僕にとっての人生の集大成とも宝物とも言っていい作品になるでしょう。全力で頑張ります。
オーディションというのは本来「役に合った」俳優を探す場なのですが、ごく稀に「役柄なんてどうでもいいから自分を起用しなさい」と(物言わず)体現する俳優が現われます。新津ちせというコは会った瞬間からそんな顔をしていました。そういう俳優は役柄を輝かせ、映画を輝かせてくれます。新津ちせも映画「凪の島」を輝かせてくれました。そして気がつくと撮影の終わりには僕らの想像を超えて勝手に成長していました。本当に今後も目の離せない俳優ですが、まずはこの映画でその輝きをご確認いただけると幸いです。
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玉藻前@無原罪の御宿りアフター🐾 @kumiho9tails
新津ちせ主演作「凪の島」2022年公開、小さな島を舞台に少女の成長描く(コメントあり) https://t.co/BfDr8geIks
成海璃子の「瑠璃の島」的な作風かな?
「父の名は」の新津ちせ嬢が着々とキャリアを重ねていらっしゃる。