フィリピン人の母親と暮らす群馬の高校生描く「世界は僕らに気づかない」撮了

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感動シネマアワードでグランプリに輝いた「世界は僕らに気づかない」がクランクアップ。主演を務めた堀家一希、監督の飯塚花笑のコメントが到着した。

「世界は僕らに気づかない」メイキング写真 (c)Soichiro Suizu

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「世界は僕らに気づかない」メイキング写真 (c)Soichiro Suizu

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感動シネマアワードは芸能事務所レプロエンタテインメントが“映画をつくりたい人”を募集する映画製作プロジェクト。「世界は僕らに気づかない」の主人公は、群馬県太田市でフィリピン人の母親と2人暮らしで育った高校生の純悟だ。父親のことは何も知らず、唯一のつながりは毎月振り込まれる養育費だけ。恋人の優助からパートナーシップを結ぶことを望まれても、自分の生い立ちが引け目となり、なかなか決断できずにいた。母親が再婚相手として連れてきた見知らぬ男と一緒に暮らすことを嫌がった純悟は、実の父親探しを始める。

「世界は僕らに気づかない」メイキング写真 (c)Soichiro Suizu

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堀家は純悟役で長編映画初主演。スコットランド人の父親とフィリピン人の母親を持つGOWが純悟に深い愛情を抱きつつ、厳しい態度も取ってしまう母親・渡辺レイナを演じた。純悟の恋人・優助を演じた篠原雅史をはじめ、キャストの8割は群馬県内で行われたワークショップオーディションより選出されている。そのほか飯塚ら作品に関わる多くの人々が群馬県在住者、または出身者だ。撮影も全編群馬県内で行われた。

「世界は僕らに気づかない」メイキング写真 (c)Soichiro Suizu

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「世界は僕らに気づかない」メイキング写真 (c)Soichiro Suizu

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PFFアワード2011で審査員特別賞に輝いた自伝的作品「僕らの未来」で知られる飯塚。2022年1月には「フタリノセカイ」の劇場公開も控えている。堀家は「すごく繊細で人間味が溢れた方だなと感じます。また、作品づくりへの情熱もひしひしと感じたので、僕も撮影中何としてでも応えたいな、と必死でした」と飯塚との仕事を回想。また飯塚は本作を「“青春映画”の皮を被った、“社会派ドラマ”」と表現する。さらに「今、日本の映画界を見渡せばどこか表層的かつ、キャストも似たような顔ぶれを繰り返し観続けることになるように思います。本作はそんな邦画の常識をきっと覆す作品となると考えています」と語っている。

「世界は僕らに気づかない」の劇場公開などに関する情報は続報を待とう。

堀家一希 コメント

堀家一希

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クランクアップした心境としては、「終わったー!」という感じです。笑
やり切ったような気持ちも、まだあのシーン頑張れたかなぁとか後悔する気持ちもあるんですけど、まず第一に、「終わったー!」です。笑

撮影現場では、楽しかった反面、自分と同世代で主役を何本も務めている役者の方たちを尊敬して、悔しくなったりもしました。
役の大きさに差は無いとよく言われますが、やはりいざ主演をした時の自分の得る経験値量が違うような気がしました。
なので、そういった方たちに対抗していくためにはもっとスキルを身につけていかなくては、というのが今の気持ちです。

撮影中で特に印象に残っているのは、河川敷をダッシュするシーンを何テイクもやって足が攣りそうになったことです。笑

そして今回ご一緒させていただいた飯塚監督は、すごく繊細で人間味が溢れた方だなと感じます。
また、作品づくりへの情熱もひしひしと感じたので、僕も撮影中何としてでも応えたいな、と必死でした。

最後に、この作品を群馬県で撮れたこと、とても嬉しく思います。
以前、「泣くな赤鬼」という映画を群馬で撮影したこともあり、すごく縁を感じていますし、また、そこでお世話になったスタッフさんにも今回すごく助けてもらい、第二の故郷のような気さえしています。笑
また撮影で使うお店を貸してくれた方、家を貸してくれた方、そういった全ての方達がすごく映画作りに協力的で、泣きそうなくらい感動しました。
久しぶりにこんなに人の温もりに触れたような気がします。
そういった皆さんの力があり、僕も伸び伸びと撮影をさせていただくことが出来ました。ありがとうございました。

飯塚花笑 コメント

飯塚花笑

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本作は、“青春映画”の皮を被った、“社会派ドラマ”です。撮影は私の故郷である群馬県で行い、キャストの8割を演技経験の無い群馬県在住者にお願いしました。
今、日本の映画界を見渡せばどこか表層的かつ、キャストも似たような顔ぶれを繰り返し観続けることになるように思います。本作はそんな邦画の常識をきっと覆す作品となると考えています。
キャストたちとは群馬県内でのWSオーディションから稽古期間までおよそ半年間に渡り、徹底的にお芝居の根本を学び、役作りを行なって来ました。また、実際にフィリピンパブで働く方々に出演していただき、映画の世界観を形づくりました。この作品が誰かの心を打ち、一歩踏み出すきっかけになることを強く願っています。

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読者の反応

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Naoya Sakagawa @sakagan

映画『世界は僕らに気づかない』 大阪アジアン映画祭「コンペティション部門」入選

「群馬県太田市に住む高校生の純悟(18)は、フィリピンパブに勤めるフィリピン人の母親を持つ。父親のことは母親から何も聞かされておらず、ただ毎月振り込まれる養育費だけが父親との」
https://t.co/rGxQZZ7BCE

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