小説「
「余命10年」は、難病により2017年2月に死去した小坂流加による恋愛小説。発行部数は50万部を突破している。主人公は数万人に1人という不治の病により、余命が10年であることを知った20歳の茉莉(まつり)。生きることに執着しないよう恋だけはしないと決めていた彼女の人生が、地元の同窓会で和人(かずと)と出会ったことにより大きく動いていくさまが描かれている。
映画の監督を務める藤井は「普段見落としがちな四季折々の自然の変化や、主人公・茉莉と和人が過ごした日々は、まるで小坂さんが生きている時に思い描いていた『夢』だったようにも感じました」「当たり前が当たり前ではなくなったこの世の中で、小坂さんが残してくれた『余命10年』という作品が、皆さまの明日を生きる糧となるように、信頼するキャスト・スタッフと約一年に渡り四季を撮り続け、この映画に向き合って来ました」とコメント。脚本は「ひよっこ」「にじいろカルテ」の
なお今夏に「余命10年」のコミック版が配信されることも決定。LINEマンガで連載される。
藤井道人 コメント
初めて「余命10年」を読んだとき、原作の小坂流加さんが生前に抱いていた「生きる」ということへの想いで溢れた小説だと思いました。普段見落としがちな四季折々の自然の変化や、主人公・茉莉と和人が過ごした日々は、まるで小坂さんが生きている時に思い描いていた「夢」だったようにも感じました。僕は、この作品を直感的に映画として残したいと強く思いました。
当たり前が当たり前ではなくなったこの世の中で、小坂さんが残してくれた「余命10年」という作品が、皆さまの明日を生きる糧となるように、信頼するキャスト・スタッフと約一年に渡り四季を撮り続け、この映画に向き合って来ました。公開を楽しみに待っていていただけると幸いです。
関口大輔(プロデューサー)コメント
小坂流加さんが「余命10年」に込められた想いをきちんと映像化して世の中に届けたいと思い、映画化を決心しました。ただしこの原作を映像化するには多くの高い才能を集め、緻密な脚本を練り上げ、他の映画にはない「余命10年」ならではの映像を作らないといけない、というプレッシャーも感じました。そのうえで、この原作をしっかりと受け止め、演出できる監督として他の邦画にはないセンスと高い演出力を持つ藤井道人さんにお願いしました。
映画ナタリー @eiga_natalie
夭折した小坂流加の恋愛小説「余命10年」映画化、監督は「ヤクザと家族」藤井道人(コメントあり)
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