本作はウィリアム・ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスが1975年に発表し、水俣病の存在を世界に知らしめた写真集「MINAMATA」をもとにした物語。劇中ではデップ演じるユージンが、
関口宏(タレント)コメント
時に「映像」は、知識や理屈を超えて「真実」に迫る表現を可能にします。「MINAMATA」はそれを如実に描ききりました。ドキュメンタリードラマという手法も良かったと思います。半世紀前に起こった「水俣」が、私の中に生々しく蘇りました。
黒柳徹子(女優 / ユニセフ親善大使)コメント
日本人でも、よくわからないミナマタの痛みを、カメラマンのユージン・スミスが教えてくれる。ユージンを演じるのはジョニー・デップ。ハリウッドのスターがオーラを消してやってくれているのだ。
田原総一朗(ジャーナリスト)コメント
コロナの時代が突きつけた問い──病に倒れた者にどう向き合うのか。国と企業から切り捨てられた水俣病患者たちの姿を活写した写真家ユージン・スミスと妻アイリーンが今、鮮やかに蘇る。僕は、静かに深く、奮い立っている。
金平茂紀(テレビキャスター / 記者)コメント
写真家ユージン・スミスが半世紀以上前<水俣病>を活写し世界に報じていた事実。工業排水が、海を殺し、魚を汚し、その地に住む人々の健康を壊した事実。住民たちが立ち上がった事実。あなたは知っていますか。ジョニー・デップにユージンがのりうつっている。
南こうせつ(フォークシンガー)コメント
たった一枚の写真が人の心を動かし、公害問題として世界中にメッセージした。戦後の豊かさの陰でMINAMATAは犠牲となった。その責任は、今地球上で暮らしているひとりひとりにある。もはや目を逸らしてはこの星の未来はない。
いとうせいこう(作家 / クリエイター)コメント
いまだに終わっていない水俣問題と、世界中の公害と、企業と癒着する暴力との戦いを重厚な人間ドラマとしてえぐる。本来日本が作らねばならなかった映画だけど、それなら我々は別の国の、彼らに作りにくい問題をテーマ化するのだ。相互に。それがインターナショナルってもんだろう。
武田鉄矢(歌手 / 俳優)コメント
美しい物語です。
勿論、水俣病訴訟に身を置いた報道写真家の体験ですから、重く怒りに満ちています。
しかし暗くない。水俣の人々の描き方が深く、美しいのです。痛ましい出来事の中に、これほど美しい人々がいたことに驚きます。
上野千鶴子(社会学者)コメント
傷ついた人を記録する者も傷を負う-記録し記憶する営みは、こんなにも壮絶だ。
この呑んだくれの写真家に魅力を感じたアイリーンの気持ちがよくわかる。
内田樹(思想家 / 武道家)コメント
われわれ日本人が決して忘れてはいけない出来事を愚直なまでにまっすぐにフィルムに焼き付けてくれたこの映画に対して、私たちは批評の言葉を口にする前に、まず「ありがとう」と感謝のひとことを告げるべきだろう。
映画ナタリー @eiga_natalie
ジョニー・デップ主演「MINAMATA」本編映像、黒柳徹子ら9名のコメントも到着
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