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死刑や終身刑となったDCコミックスのヴィラン(悪役)で結成された極秘部隊スーサイド・スクワッドが、減刑と引き換えに命懸けのミッションに挑むさまを描いた本作。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のガンが監督を務め、
「アクアマン」「シャザム!」に続きDC映画を手がけたサフラン曰く、ガンがオマージュを捧げたのは「特攻大作戦」「戦略大作戦」といった戦争アクション映画。個性豊かな12人の囚人部隊が特赦のために命懸けの作戦に挑む「特攻大作戦」とは、多くの共通点を見出だせる。サフランは「監督は1960年代から70年代の戦争映画にオマージュを捧げようとしていました。個性あふれるキャラクターたちと戦争映画のような激しさがうまく融合していて、これまでにないユニークな作品になっています」と証言する。
戦闘シーンは、そのリアルな戦場描写で戦争映画を革新したとも言われるスティーヴン・スピルバーグの「プライベート・ライアン」を参考にしたそう。「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」でもビーチやジャングルをセットで再現し、可能な限りリアルな撮影にこだわった。大量の火薬を使用し、爆炎や土煙もCGではなく本物。オープニングシーンの砂浜にはトラック100台分以上の砂が使用されており、波の動きもコントロールして幅80mに及ぶ海岸が作られた。またジャングルのセットでは、数千本の木が地面に根付くように設置されている。
ガンは「最近の映画はブルースクリーンを使う撮影が多い。その分役者とスタッフのエネルギーも失われてしまうので、作品のあらゆるシーンを可能な限り再現しようとしました。リアルなセットだとキャストたちも仕事がしやすく、よりいいものを作り出すことができます」とこだわりを明かす。ハーレイ・クインを演じたロビーは「オープニングシーンの撮影では、本当に間近で爆発が起こっていたので信じられないほどリアル。そのリアクションは、CG撮影では表現できなかったと思います」と振り返っている。
「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」は8月13日より全国でロードショー。
※「ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結」はR15+指定作品
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