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竹中直人、山田、齊藤工(斎藤工)が共同監督を務めた「ゾッキ」は、大橋裕之による初期短編集「ゾッキA」「ゾッキB」の実写化作品。「裏ゾッキ」は、愛知・蒲郡での「ゾッキ」撮影舞台裏を映したドキュメンタリーだ。
今回のイベントには、山田が演出したパート「Winter Love」で生徒役を演じたキャストが集った。まずオーディションについて回想した一同。参加者同士のフリートーク形式で進めたという山田は、「皆さん緊張していましたねえ」とにやり。糸瀬が「みんなで輪になって、面白かったことや楽しかったことを自由に話すような感じでした」と言うと、山田は「僕はしゃべっている人よりもその話を聞いている人たちの顔を見ていました。参加者はそれぞれがライバル同士ですから、話を聞いている表情は素。その顔を見たかった」と狙いを明かす。
さらに糸瀬が退室時ルールとして「僕のことを嫌いな人だと思って怒りをぶつけて」と山田から指示を受けたと話すと、小林も「何を言ったらいいのかと、かなり帰りづらかった」と困惑した様子。対する山田は「言われたとおりに怒る人もいれば、笑いを取ろうとする人もいた。瞬間的にパッと感情が出せるかどうか、それを見たかった」と述べた。
また山田は、大倉と清水について「2人は決まるのが早かった。ほかの人としゃべるときの表情を見て、話に乗っていく感じが男子生徒っぽかった」とコメント。大倉は「この性格でよかった!」、清水は「山田さんファンなのでうれしい」と喜びをにじませた。
なお小林、大倉、清水は、山田と同じ事務所であるスターダストプロモーション所属。山田は「オーディションで決めたのに、結果的に男性全員がスターダストという……。出来レースみたいに思われそう」と苦笑いするも、「でも実際に『この人だ!』という人たちを選んでいるので、どう思われたっていいやと」と胸を張る。また「ここにいるお客さん全員をファンにして、自分たちの今後の作品を観てもらえるようにしなきゃ」と後輩たちにアドバイスを送るシーンもあり、「共演できることを楽しみにしています!」と再会に期待を寄せた。
5月20日に閉館するアップリンク渋谷の“最後の新作興行作品”にあたる「裏ゾッキ」。「ゾッキ」「裏ゾッキ」のイベントは、5月27日まで連日開催される。開催場所はアップリンク渋谷と都内劇場を予定している。
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山田孝之が「ゾッキ」オーディション回想、小林拓司は退室時ルールに困惑
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