これは、2月に起こったミャンマー国軍によるクーデター以降、市民への弾圧が続くミャンマーへの支援として急遽企画されたもの。上映での配給収益は、E.x.Nよりミャンマー市民を支援する活動に寄付される。寄付先についての詳細は「僕の帰る場所」と、ベトナム人技能実習生の実態を描いた藤元の最新作「
2018年に公開された「僕の帰る場所」は、ある在日ミャンマー人一家の実話をもとにした作品。入国管理局に捕まった夫・アイセに代わり、東京の小さなアパートで家族の生活を支えるケインや、幼い兄弟の姿が描かれる。第30回東京国際映画祭のアジアの未来部門で作品賞を含む2冠を獲得した。
本作の上映にあたり、藤元のコメントも到着。「今は映画を通して一人でも多くの方にミャンマーの事を知ってほしい、また映画が平和を望む現地の人々に少しでも役立ってほしいと願うほかありません。親戚や友人、知人がミャンマーで暮らしていて、圧倒的な絶望を突きつけられる日々ですが、微力ながら支援につながれば幸いです」と願いを込めた。上映劇場は以下に掲載している。
「僕の帰る場所」ミャンマー支援チャリティ上映劇場
2021年4月17日(土)17:50~ 東京都 ポレポレ東中野
※藤元明緒とゲストによるトークあり
2021年5月1日(土)~7日(金)10:00~ 大阪府 シネ・ヌーヴォ
2021年5月29日(土)、30(日)富山県 ほとり座
※時間調整中
2021年6月5日(土)~18日(金)長野県 上田映劇
※時間調整中
藤元明緒 コメント
「僕の帰る場所」をまた映画館で上映できる機会に恵まれたことに感謝を申し上げます。
「映画は限りなく中立的な立場でないといけない」というのが僕のポリシーでしたが、今は映画を通して一人でも多くの方にミャンマーの事を知ってほしい、また映画が平和を望む現地の人々に少しでも役立ってほしいと願うほかありません。
親戚や友人、知人がミャンマーで暮らしていて、圧倒的な絶望を突きつけられる日々ですが、微力ながら支援につながれば幸いです。
高田世界館 @takadasekaikan
在日ミャンマー人一家を描いた『僕の帰る場所』はチャリティー上映となっております。収益の半分(配給収益分)がミャンマー市民を支援する活動に寄付されるようになっています。
https://t.co/pD4cxSwO4H