新文芸坐シネマテークがオンライン映画塾を開講、クラファン実施中

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新文芸坐シネマテークによるオンライン映画塾の開講を目的としたクラウドファンディングが、MotionGalleryで行われている。

「新文芸坐シネマテーク/オンライン映画塾」ビジュアル

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「新文芸坐シネマテーク/オンライン映画塾」告知ビジュアル

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映画批評家の大寺眞輔が東京・新文芸坐のスタッフと協力して主催する新文芸坐シネマテーク。日本では鑑賞機会の限られた海外のアート系映画を中心に、直接権利を購入し、独自に日本語字幕を制作して紹介してきたシネクラブだ。上映と大寺による作品解説を通して、映画的感性を磨きながら製作の背景や監督の作家性、時事的問題、批評的議論を学ぶコミュニティとなっている。これまでにクレール・ドゥニ、ジャック・リヴェット、アニエス・ヴァルダ、ジョセフ・ロージー、エルマンノ・オルミといった作家を取り上げてきた。

「新文芸坐シネマテーク/オンライン映画塾」告知ビジュアル。過去の新文芸坐シネマテーク開催時より。

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このたび新文芸坐シネマテークは、コロナ禍での観客の減少とソーシャルディスタンスが必要とされる現状を踏まえ、オンライン映画塾を開講。映画館での上映を軸としながら、トークイベントやコミュニケーションの場をオンラインに移行し、新しいシネクラブの形を模索する。

大寺は「上映後1時間のトークではカバーできない大きな映画史的視野をみなさんと共有するための貴重な機会になればと考えています。映画は一つの文化であり芸術であるというのが私たちの立場ですが、であるならば、その歴史を学ぶことはとても重要です。それも、単なる暗記科目としてではなく、現在の私たちへと真っ直ぐに繋がっている記憶や思考、冒険、逸脱、感性の積み重ね、それらの厚みある地層として深く、そして瑞々しく体験される必要があると思うのです」と、プロジェクトの主旨を語る。

大寺がメイン講師を務める新文芸坐シネマテーク/オンライン映画塾は、2021年5月にスタート予定。約1年間、全20回にわたって開講される「Aコース:映画史を考える」、映画史の名作や話題の新作を取り上げ、参加者同士のディスカッションも行う「Bコース:作品から考える」などが用意された。また特別イベントとしてさまざまな映画人を招いたトークセッションやインタビュー、交流会も随時実施していく。

各回の個別チケットも発売予定で、Aコース、Bコース、特別イベントの受講費・参加費は1回1000円。クラウドファンディングの目標金額は100万円で、実施は3月29日23時59分まで。支援のリターンに応じて一定の回数、もしくは期間分を受講できる。そのほかの詳細はMotionGalleryのページで確認を。

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