本作は、田舎町で一人暮らしをする藤木玉枝の家に、亡き夫・清志郎の記憶を持って生まれてきたという少女・笹山さくらが訪ねてきたことから始まる物語。さくらは清志郎と玉枝しか知るはずのない情報を知っており、生前に2人で行こうと約束していた“逆さ富士”を見に行こうと言い出す。「誘拐された」と騒ぐさくらの両親に一度は連れ戻されてしまうも、玉枝は再びさくらに会いに行く。
藤田が玉枝、
藤田は「孤独になりがちな現在(いま)だからこそ、ちゃんと大事な人と出会って、愛する人への想いを深めておきたい! そう思わせてくれる映画です。人間が大好きな竹中貞人監督は、これからの日本映画を創る監督です」とコメント。野澤は「撮影した時、私は小学一年生だったので、わからないことがたくさんあったけど、竹中貞人監督が細かく一つ一つその時の状況や気持ちを教えてくれて、だんだん分かるようになりました」と振り返った。
また、製作のきっかけを「大祖母の死」と明かした竹中は「往年の大女優である藤田弓子さんをはじめとした、素晴らしいキャストやスタッフの方々に恵まれて、ようやく完成させられたこの作品を少しでも多くの方に観ていただけることを楽しみにしています」と語っている。YouTubeでは予告編が公開中だ。
藤田弓子 コメント
私ももう一度会いたいひとがいます。
亡くなって30年も経つのに今だに喪失感に苛まれています。
目も声も優しいとっても若い監督が私を見つけて下さったお陰で、撮影は玉枝さんと一緒に、毎日「会いたい、会いたい」と思い続けました。
キャメラが回っても、さくらちゃんが笑っても、湖上の桟橋で大きな富士山に圧倒された時も、完成した映画を見た時も「会いたい!」と心の中で叫びました。
そして、いつ迄も会いたいと思える人に出会えた日々を想うことができました。
コロナ禍の為直接触れ合えない、マスクのせいで笑顔が見えない。孤独になりがちな現在(いま)だからこそ、ちゃんと大事な人と出会って、愛する人への想いを深めておきたい! そう思わせてくれる映画です。人間が大好きな竹中貞人監督は、これからの日本映画を創る監督です。
野澤しおり コメント
オーディションで決まった時は すごく嬉しくて どんなストーリーなんだろうと とても楽しみでした。
そして台本が届いた時、何度も何度も読みました。撮影した時、私は小学一年生だったので、
わからないことがたくさんあったけど、竹中貞人監督が細かく一つ一つその時の状況や気持ちを教えてくれて、だんだん分かるようになりました。とても難しい役だったけど頑張って演じたので、たくさんの人に観てもらえたら嬉しいです。
竹中貞人 コメント
この作品を描いたきっかけは、私の少し離れた親戚の死にありました。
大祖母のみっちゃんには子がありませんでしたが、夫婦で仲良く暮らし、血の離れた私たちのことも気にかけてくれて、私は本当の祖母のように慕っていました。
私は、生まれ変わりというものが本当にあるかどうかはわかりませんが、この作品を撮り終えた時、みっちゃんが今もどこかで生きているんじゃないかと「信じることができるだけで幸せなのだ」と感じました。
往年の大女優である藤田弓子さんをはじめとした、素晴らしいキャストやスタッフの方々に恵まれて、ようやく完成させられたこの作品を少しでも多くの方に観ていただけることを楽しみにしています。
藤田弓子の映画作品
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