懐かしくて少し痛い、祖父の家で過ごす少女のひと夏描く韓国映画「夏時間」予告

ユン・ダンビの長編初監督作となる韓国映画「夏時間」の予告編がYouTubeで公開された。

第24回釜山国際映画祭でNETPAC賞、KTH賞、DGK賞、市民批評家賞の4冠に輝いた本作。ある夏休みの日、弟とともに祖父の家に引っ越した10代の少女オクジュが、自分と家族のあり方を初めて意識していくさまが描かれる。本作でデビューを果たしたチェ・ジョンウンがオクジュを演じ、弟ドンジュ役でドラマ「愛の不時着」のパク・スンジュンが出演。またヤン・フンジュ、パク・ヒョニョン、キム・サンドンがキャストに名を連ねた。

予告編には、懐かしい空気感が漂う祖父の家にやって来たオクジュとドンジュの姿や、離婚寸前の叔母が家を訪れる様子、オクジュと同級生との淡い恋模様などを収録。また緑が生い茂る庭や西日が照りつけるさま、風に揺れる蚊帳、真っ赤なスイカなど夏の風物詩の数々も観ることができる。

「夏時間」は2月27日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。