曽根圭介の犯罪小説を原作とする韓国映画「
日本版ポスタービジュアルは、韓国版のクールなイメージとは異なり、真っ赤な背景に大金が宙を舞うデザインとなった。そして予告編には、訳ありの登場人物たちが殺人、放火、色じかけ、強盗といったあらゆる手段を駆使し、強欲な獣と化していくさまが収められている。
また今回、本作を鑑賞した曽根からコメントが到着した。韓国ノワール映画の大ファンだという曽根は「完成を楽しみにしていましたが、一方で、過度の期待は禁物だと自分を戒めてもいました。なぜなら、拙作には小説ならではの仕掛けがあるため、実写化するにあたって大幅に改変されてしまうだろうと覚悟していたからです。しかし、脚本も手がけられたキム・ヨンフン監督は、その問題を巧みな手法で解決し、原作の構成を生かしつつ、本作をすばらしい娯楽作品に仕立てあげました。お見事です。恐れ入りました」と本作を絶賛。「実をいうと、私は今、本作を手本にして原作を書き直したいと、半ば本気で思っています」とまで話している。
「藁にもすがる獣たち」は2月19日より、東京・シネマート新宿ほか全国でロードショー。
曽根圭介 コメント
韓国映画、特にノワール作品のファンなので、拙作「藁にもすがる獣たち」の映画化オファーをいただいたときは天にも昇る心地でした。以来、完成を楽しみにしていましたが、一方で、過度の期待は禁物だと自分を戒めてもいました。なぜなら、拙作には小説ならではの仕掛けがあるため、実写化するにあたって大幅に改変されてしまうだろうと覚悟していたからです。しかし、脚本も手がけられたキム・ヨンフン監督は、その問題を巧みな手法で解決し、原作の構成を生かしつつ、本作をすばらしい娯楽作品に仕立てあげました。お見事です。恐れ入りました。
そして豪華なキャスト。いずれもキャラの立った名演・怪演で、私の脳内にあった作中人物のイメージは、もはやことごとく彼らの顔に切り替わっています。
実をいうと、私は今、本作を手本にして原作を書き直したいと、半ば本気で思っています。
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韓国映画「藁にもすがる獣たち」予告公開、原作者・曽根圭介が「お見事です」 https://t.co/4Hwg50iFNn
原作:曽根圭介(講談社文庫)