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ドリームワークス制作の本作では、歌と踊りとハグが大好きなポップ村のトロールたちが描かれる。吹替版では上白石がポップ族の女王になったばかりのポピー、ウエンツがポピーに思いを寄せる親友ブランチ、仲がロックで世界を支配しようとするハードロック族のバーブ女王、木村がラップが得意なタイニー・ダイヤモンドに声を当てた。
役作りで難しかったことを問われた上白石は「ポピーはすごくテンションが高くて、普段の自分とのテンションとのギャップがあったので大変でした。歌の中でフェイクをするところもあって、初めての挑戦でした。想像以上に難しかったです」と述べ、「外国人のボイストレーニングの先生がレコーディングも立ち会ってくださって、『いけいけ萌音ゴーゴー!』と応援してくれましたね」と振り返る。
「カラオケもあまり行かないし、自分から歌うことはあまりないんです」と言う仲。「でも、バーブは私も大好きなロックのキャラクターだったのでがんばりました」と回想する。そんな仲を上白石は「最高でした、本当に最高だったんです!」と絶賛。仲は恥ずかしそうに「萌音ちゃんすごい褒めてくれるんですよ! 仲里依紗で歌うのは恥ずかしいんですけど、バーブになりきっていたので、歌えました。アフレコのときもロックTシャツを着て、バーブに寄せていきましたね」と笑顔を見せた。
ウエンツは「自分が伝えたいことと同じ思いを、相手に受け取ってもらう難しさや大切さをブランチを通じて勉強させていただきました」と語り、木村は「ファンタジーなので、普段より、何倍も感情豊かにやったほうがいいのかなと。ご機嫌に楽しく、いつもの10倍ぐらいのテンションで演じました」と伝える。
産まれた瞬間から渋いラップを披露する赤ちゃんトロールのタイニー・ダイヤモンドを演じた木村。ウエンツは、彼が劇中で披露するタイニーラップを「大好きなんですよ、めちゃくちゃかっこいいじゃないですか!」と褒め、「まあ僕もラッパーみたいなもんですし、ラップ留学行ってましたから」とジョークを飛ばす。それを受け「じゃあラップバトル、やりましょうよ!」と木村が提案し、2人でラップバトルをすることに。観客によるジャッジの結果、敗北したウエンツは「萌音ちゃんもラップ、好きだよね?」と無茶ぶり。上白石がノリノリでタイニーラップを披露すると、拍手が起こった。上白石は「振り切ることの大切さは、ポピーから教わりました」と照れ臭そうに口にする。
最後に上白石は「この映画を観て、音楽の力は確かにあるんだと感じました。今、このときに、この映画が皆さんのもとに届くことに特別な想いを抱いています。少しでも嫌なことを忘れて、心から楽しんでいただければ幸いです」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「トロールズ ミュージック★パワー」は全国で公開中。
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