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本作は、1990年代のアメリカ・ロサンゼルスを舞台に13歳の少年スティーヴィーの成長を描く青春映画。ヒルの体験をもとにした物語で、サニー・スリッチがスティーヴィー、ルーカス・ヘッジズがスティーヴィーの兄イアンを演じた。
入江は「ここまで深く描いているんだ」と本作に多くのHIP HOP要素が詰まっていることに驚いたそうで、「どういったHIP HOP文化を浴びて育ってきたのでしょうか?」と問う。ヒルは16、17歳頃までHIP HOP音楽のみを聴いて育ったと明かしたあと、スティーヴィーが兄の部屋でレコードを聴きあさるシーンに触れて「僕の少年時代は、まさにこのシーンのような感じでした。僕にとってア・トライブ・コールド・クエストがビートルズなんです。そういう感覚を映画で切り取りたかった」と明かした。
続いて入江は「“公共の公園”というコミュニティをここまで描いた映画はこれまでなかった」と本作に言及する。ヒルはその言葉に「そう言っていただけることが、僕にとって本当に大きな意味を持っています」「それはこの映画を作りたかった大きな理由の1つ」と喜び、「僕の少年時代にあったとても美しい思い出でもあるのですが、これまで映画の中で見たことがなかったシーンなのでぜひ描きたかった」と主要キャラクター2人が公園でホームレスと語り合う場面について思い入れたっぷりに語った。
最後にヒルは、劇場へ足を運んだファンに感謝を述べて「僕から生まれたこの作品がこうやって(自身が住む)世界の反対側で観られていることが本当にうれしいです!」とコメント。そして「いろいろと難しい状況下で僕たちフィルムメーカーが一番うれしいのは、自分たちの作品が皆さんに楽しい時間を提供できること。ぜひ楽しんでください!」とメッセージを送った。
「ミッドサマー」のA24が製作を手がけた「mid90s ミッドナインティーズ」は、9月4日より東京・新宿ピカデリー、WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)、グランドシネマサンシャインほか全国でロードショー。
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「僕にとってア・トライブ・コールド・クエストがビートルズなんです。」
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