海外ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」の日本版である本作では、オリジナル版のシーズン1をベースに、“日本初の女性総理”の誕生が期待される選挙当日の24時間が全24話にわたって描かれる。唐沢がCTU(テロ対策ユニット)第1支部A班の班長・獅堂現馬(しどうげんば)に扮し、仲間由紀恵が総理候補・朝倉麗(あさくらうらら)を演じる。また現馬とともに任務にあたるCTUメンバーとして栗山千明、池内博之、朝倉あき、村上弘明、佐野史郎も出演するほか、現馬と別居していた妻・六花に木村多江、六花と折り合いが悪い娘・美有に桜田ひよりが扮する。
今回出演が明らかになったキャストは13名。総選挙当日に“大胆不敵な行動”に出る謎の美女・氷川七々美に片瀬が扮し、裏社会で生きる正体不明の男・神林民三を
片瀬は「七々美は物語の冒頭から“スゴいことをやってのける人”なので、芝居でもなかなかできないような貴重な経験がいっぱいできますし、ワクワクしています。演じているときは『見てろよ!』という気持ちで、とにかく唐沢さんがキーッとなるような芝居を心がけています(笑)」と熱意を伝え、でんでんは「主人公を唐沢さんが演じると聞いて『よく見つけたな!』と。人が良くて、正義感があり、家族思いで……もうピッタリだと思いましたね!」とキャスティングについて述べている。
長坂秀佳が脚本、鈴木浩介、木内健人、日暮謙、大塚徹が監督を担当する「24 JAPAN」は、テレビ朝日系で10月9日よりオンエア。TELASAでは本作の全話見逃し配信が行われる。さらにTELASAとABEMAではオリジナルストーリーを描くスペシャル版も配信決定。毎週地上波放送後に見放題配信予定だ。ABEMAではオリジナル版「24」シーズン1から4の一挙配信も決まっている。
24 JAPAN
テレビ朝日系 2020年10月9日(金)スタート 毎週金曜 23:15~
※全24話
片瀬那奈 コメント
オリジナル版の「24」は日本でも大旋風を起こし、私の周りは全員見ているという状態でした。でも、私は当時ちょっと天の邪鬼で、すごく気になっていたにもかかわらず「こんなに流行っているなんて……出遅れた!」と思って、見たことがなかったんです(笑)。今回、日本版への出演が決まったのを機に見たら、19年前の作品とは思えないほど、色褪せない作品で……! 海外ドラマの流行の先駆けとなった作品ならではの醍醐味があるドラマだな、と感じました。こんなに素晴らしいドラマに関われるなんて、非常に光栄で、純粋にうれしかったです!
実は、日本版のジャック・バウアーは誰だろう……と想像したときに、真っ先に浮かんだのが唐沢寿明さんでした。唐沢さんはどの作品でも役作りが完璧で、本番ギリギリまで楽しいお話をされるような余裕もある方。唐沢さんとご一緒する現場は、楽しさの中に緊張感もあるので、とても刺激的なんです。でも、今回は残念ながら、現場ではお会いできなさそうで……。もっと近くで唐沢さんを見たかったです!
私が演じる七々美は物語の冒頭から“スゴいことをやってのける人”なので、芝居でもなかなかできないような貴重な経験がいっぱいできますし、ワクワクしています。演じているときは「見てろよ!」という気持ちで、とにかく唐沢さんがキーッとなるような芝居を心がけています(笑)。「これはもう、一生のうちに二度とできない役かもしれない!」と噛み締めながら、日々演じています。
でんでん コメント
オファーを受けたときは、世界的な人気シリーズの日本版に参加できて、うれしいなと思いました。ただ、情報屋の役ということで、自分の周りにモデルがいないんですよ。それで、困ったなぁ……と。相手のことは知ってるんだけど、自分のことは誰も知らない“謎の人間”を演じるにはどうしたらいいのかなぁ……と考えながら、ぼちぼち演じています。あまりしゃべると、謎じゃなくなるので、役の話はこのへんで(笑)。とにかく今回はコロナ騒動の影響で、実際の撮影に入るまでに稽古する時間がたくさんあったので、今まで出た作品の中で回数的にはベスト3に入るくらい、ひとりで歩きながら稽古しました。おかげでセリフが自分の体の中に染み込んでいるので、演じていても楽しいですね。
唐沢寿明さんとは以前、他局のドラマでご一緒したことがあるんですよ。そのときにいい人だなぁと思いましてね。「24 JAPAN」の主人公を唐沢さんが演じると聞いて「よく見つけたな!」と。人が良くて、正義感があり、家族思いで……もうピッタリだと思いましたね! どうやって決めたのか気になりました。
今回は仲間由紀恵さんとの絡みが多いんですけど、彼女と久々に再共演して「迫力がある女性だなぁ」と、以前は感じたことのなかった第一印象を持ちました。今までにない女性の迫力でしたね! 体全体からグッと出る圧みたいなものを感じて、「すごいなぁ。素晴らしい女性だなぁ!」と思いました。今後の撮影も楽しみです。
上杉柊平 コメント
「24 JAPAN」への出演が決まってから、オリジナル版の「24」を全部見ました。それ以前も深夜の再放送などをポイントでは見ていましたし、“海外ドラマの流行の先駆け的作品”という印象が強かったので、日本版が制作されると聞いたときはビックリしました。なにせオリジナルの「24」は銃社会がベースになっているし、描かれている家族の関係にしても、すごくアメリカ的なドラマだなという印象だったので「日本版はどんな感じになるんだろう!?」と、とても興味が湧きました。
僕たちが出演するシーンは、第1話から急展開して、その後ずっと緊迫感が続いていきます。でも、舞台裏ではみんな和気あいあいとしていて、ほかの3人が僕だけしてないゲームの話をして、勧めてくれたりしています(笑)。撮影現場はすごく楽しいです。
犬飼貴丈 コメント
小学生の頃にずっと、母親と一緒にオリジナル版の「24」にハマって、全シリーズを見ていたんです。「24」は誰もが知っているドラマですし、自分も日本版に出演できると聞いたときは、真っ先に「日本でやるんだ!」って驚きました。しかもそのとき、僕は勝手にCTU(テロ対策ユニット)のメンバーを演じるつもりになっていたんですよ。それで「おっ、誰だ?」とワクワクしながら話を聞いたら、CTUのメンバーじゃなくて「アイツじゃん(笑)」と。でも、うれしかったですね!
実はクランクインの日からいきなり、柳美稀さん演じる寿々とのベッドシーンの撮影だったんです。気まずかったですね(笑)。僕らのシーンは全編を通して、シリアスな雰囲気が続くので、演じているときはヘビーなんです。でも、撮影合間はみんなとっても明るい! おかげで何とか心のバランスを保ちながら、撮影に臨めています。
柳美稀 コメント
オリジナル版の「24」はもちろん見たことがありました。私が見ていたのは要所要所で、フルで見たことはなかったんですけど、そんな中でも「CTU(テロ対策ユニット)がカッコいいなぁ!」と思っていました。なので、今回の日本版でもCTUのセットの中でお芝居をしたかったんですけど、私が演じる寿々のストーリーは全然違う場所で進んでいくので叶わず……。今度セットだけ見学しに行こうと思います(笑)。
私たちのシーンには銃を構えたりするような「24」感はないんですけど、別の緊張感があるんです。特に、寿々は「ホントやめてほしい!」と思うくらい(笑)、ずっと追い詰められるんですよ。しかも、撮影初日から犬飼さんとベッドシーンを撮影することになって……! ベッドシーンに挑戦するのは初めてだったので、ちょっと照れました。でも、撮影合間はみんなでゲームの話で盛り上がるなど、とても仲がよくて楽しいです!
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
片瀬「演じているときは『見てろよ!』という気持ちで、とにかく唐沢さんがキーッとなるような芝居を心がけています(笑)」/ドラマ「24 JAPAN」に片瀬那奈やでんでん参加、配信オリジナル版も制作決定 - 映画ナタリー https://t.co/KOMBAQg5HX