猟師の
2018年にNHKで放送された「ノーナレ けもの道 京都いのちの森」に約300日の追加取材分を加え、再編集した本作。千松は2008年に発表したエッセイ「ぼくは猟師になった」で狩猟ブームを牽引する存在となった人物だ。罠にかかった獲物にとどめを刺し、自らさばいて食す。映画では、イノシシや鹿といった野生動物の命と向き合う千松の日常的な営みが切り取られている。
初対面の千松と池松を撮影したのは、2人の共通の知人である写真家の大森克己。千松とは12年前に雑誌Coyoteの撮影をきっかけに知り合い、池松とは「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」のポスター撮影などで仕事をしていた。
映画を通じてつながった異色の出会いを、大森は「俳優は自分の身体を別のキャラクターに捧げる仕事。猟師は自然という人間にコントロール出来ないものと生きていく仕事。どちらも自己表現、というところから離れて存在することが共通しているのかと。2人ともカッコいいので、ただ、そこに居てくれれば良い、と伝えて撮影しました。そういえば2人の名字、韻を踏んでいますね」と語っている。大森が千松の猟師の暮らしを記録した写真は、映画の公式Instagramで公開中だ。
hideaki @hideaki1978
「僕は猟師になった」千松信也×池松壮亮の2ショット到着、撮影は大森克己 - 映画ナタリー - 最新ニュース https://t.co/4lI3oPQIks