H・P・ラヴクラフトによる小説「宇宙からの色(別題:異次元の色彩 / 宇宙の彼方の色)」を実写化した本作。閑静な田舎に移り住んだガードナー家の穏やかな生活が、庭に隕石が衝突したことから、極彩色の悪夢へと変わっていくさまが描かれる。ケイジとは「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」でも組んだ
場面写真には、ケイジ扮する一家のよき父親ネイサンが、青いセーターで理知的な表情をたたえる姿や、狂気をはらんだ目付きを浮かべる様子、絶叫しながら銃を構えるさまなどが切り取られている。また、エリオット・ナイト演じるガードナー家のもとを訪れる水文学者のワードや、トミー・チョン扮する奇妙な隣人エズラの姿も。
さらに、本作を鑑賞した著名人のコメントと海野なまこによるイラストが到着。ゲームクリエイターの
「ハードウェア」の
小島秀夫 コメント
「マンディ 地獄のロード・ウォリアー」のスタッフが「ラヴクラフト」作品を?!
しかも「ブロブ」で「物体X」?! さらに監督はあの「ハードウェア」のカルト監督?!
だが観るべきはそこではない。強烈なライティング、森、樹、花、髪、昆虫、爬虫類、
野菜、氷、建物やセット、アルパカに到るまで、いろんな色が緻密に配置されている。
“色という恐怖”に洗い流され、あなたは真っシロに青ざめるだろう。
それが“宇宙からの色(カラー・アウト・オブ・スペース)”との遭遇だ。
最後にイライジャ・ウッド、また楽しみをありがとう。
ナマニク(映画評論家)コメント
ニコラス・ケイジのエキセントリックな芝居も、アルパカの存在感も、グロテスクな怪物も、
何か決定的な要素が歪み、間違っているように思える。正に名状しがたき作品。
この映画が“魅せる”冒涜的な色は、それほどまでに慄然たる衝撃を与え、脳を麻痺させる。
園子温 コメント
ニコラス・ケイジが素晴らしい。彼がアカデミー主演男優賞に輝く演技派であった事を再確認させられた。
彼のせいで(おかげで?)この映画は想像を絶する気持ち悪いものになった。
森瀬繚(クトゥルー神話研究家、翻訳家)コメント
宇宙の彼方より到来した形なき何かの侵蝕を描くH・P・ラヴクラフトの最高傑作が、
時代を一八八〇年代から現代へと移し、死を告げる夜鷹の啼き声に乗ってスクリーン上に蘇る!
二〇一〇年代の映像技術がこれほどまでの肉薄を可能とした、「いかなる言葉でも言い表せない奇妙な色」に刮目せよ!
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小島秀夫、園子温も驚嘆!ニコラス・ケイジが狂気の目浮かべる主演作の新写真(コメントあり) https://t.co/Gv5g2RRYzb