宝田明が語る戦争と沖縄「沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」予告第2弾

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「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」の予告編第2弾がYouTubeで解禁。ナレーターを務めた宝田明のコメントも公開された。

「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」ポスタービジュアル

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第2次世界大戦末期、住民を巻き込んだ激しい地上戦の舞台となり、20万人を超す戦死者を出した沖縄戦。日本軍が足りない兵力を補充するため、女性、子供、老人をも徴用したことで、犠牲者は沖縄出身者だけで12万2282人を数える。

「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」

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本作は12人の戦争体験者と8人の専門家による証言、米軍が撮影した記録フィルムで構成された。上陸作戦から戦闘終了までをたどり、沖縄の市民が受けた、大規模かつ凄惨な被害を明らかにしていく。「朝日のあたる家」の太田隆文が監督を務めた。

宝田明

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旧満州(中国東北部)で11歳まで過ごし、ソ連兵の銃弾に撃たれながら一命をとりとめた経験を持つ宝田。在日米軍の基地など現在も沖縄が抱えている問題を憂いつつ、「この映画を観て、それも親子揃って観て頂き、忘れ去られようとしている戦争について、話し合ってもらいたいものです」と推薦している。

「ドキュメンタリー沖縄戦 知られざる悲しみの記憶」は、7月25日より東京・K's cinemaほか全国で順次ロードショー。

宝田明 コメント

太田監督とは2本目の映画です。
監督から「ドキュメンタリー沖縄戦」のナレーター出演を頼まれ、その時の監督の真剣な表情を見て、私は「お願いします。」と申し上げました。
私は戦後満州で11歳まで過ごしました。
ソ連軍、共産八路軍の占領下の元、民間人が何人も殺され、私自身ソ連兵の銃弾に撃たれ、瀕死の重傷を負いましたが、運よく一命をとりとめました。
私は、満州は日本の北の防塁だと信じていた軍国少年でした。
沖縄に初めて行ったのは、日本返還前の時で、戦中の沖縄の生き地獄の状況を聞くにつけ、果たしてこの責任は誰が負うべきなのか、数々の日本軍の横暴な行動による死傷者の話に涙したこともありました。その後も不明な点が次々と白日のもとに晒されることとなり、同情の念が増しました。
在日米軍基地の7割が沖縄にあり、今また住民の多くが辺野古基地の拡張に反対する中での現状に憤りを禁じ得ません。
この映画を観て、それも親子揃って観て頂き、忘れ去られようとしている戦争について、話し合ってもらいたいものです。

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