中村倫也が「スーパー寂しかった」撮影とは、1人7役務めた「水曜日が消えた」公開

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水曜日が消えた」の舞台挨拶イベントが本日6月20日に東京・シネクイントで行われ、主演を務める中村倫也が登壇した。

中村倫也

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「水曜日が消えた」ポスタービジュアル

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1人の人間の内側で曜日ごとに入れ替わる7人の“僕”を描いた本作。もっとも地味でつまらない通称“火曜日”の視点でストーリーが進行していく。中村が1人で“7人の僕”を演じ、吉野耕平が監督と脚本を担当した。

イベントが行われたシネクイントの様子。

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イベントは事前に収録していた中村の舞台挨拶をスクリーンで上映する形式に。映画館は新型コロナウイルス感染防止のため、座席数を減らしており、本イベントでは使用不可の座席に7人の僕のパネルが置かれた。会場ではパネルと一緒に自撮りするファンも。映画は公開延期を経て、満を持して6月19日に封切り。中村は「非常にワクワクしています。楽しんでもらえる作品だと、胸を張って送り出せる作品。観に来てくれた方が楽しんで、帰り道に誰かに話したくなるような映画になっていたらいいなと思います」と自信をのぞかせる。

本作を初めて鑑賞した際に「勇気をもらった」という中村。曜日ごとに人格が変化する設定については「人間みんないろいろな顔を持っていて、その自分の顔に翻弄されたり、反省したり。生きているとさまざまな思いが募る。人と接点を持つことで成長するとか、他人を受け入れるとか。そういうことを認めていく“力”を感じて、自分の背中を押してもらった気がいたしました」と語った。

中村倫也

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中村は撮影を「スーパー寂しかったです。雑談できる出演者がいる日が少なかったので。スタッフさんが準備をしている中で、僕は和室にずっと座っていたような気がします」と笑って述懐。1人7役という大役にも「脳のストレッチをしているみたいで楽しかったです。色々な経験をして、色々な人の背中を見ていく中で、役者としてだけではないかもしれないですが、人生観として『背伸びしても、たかが知れている』と思っているので、緊張とか気負いとかは排除しています」と特にプレッシャーを感じていなかったそう。

主演を務めた心境については「年々『中村倫也どうでもいい』と思っているので(笑)。今まではスパイスみたいに作品に刺激をもたらす役柄が多かったですが、今回は違う。さまざまな人と色々なシーンで呼吸を合わせることは意識してました。それがよりいっそう楽しくなってきた歳頃、そんなぴちぴちの17歳です」と冗談混じりに真剣な思いを述べた。

「水曜日が消えた」は東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開中。

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(c)2020『水曜日が消えた』製作委員会

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