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玉木宏と高橋一生が復讐に燃える兄弟役で共演、小説「竜の道」ドラマ化

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左から玉木宏、高橋一生。

左から玉木宏、高橋一生。

玉木宏が主演を務めるドラマ「竜の道 二つの顔の復讐者」が、4月14日にカンテレ・フジテレビ系でスタートする。

白川道の未完小説「竜の道」をもとにする本作は、養父母を死に追いやった運送会社社長への復讐を誓った双子の兄弟を描くサスペンス。「斉藤一成」「和田猛」と名前を変え顔も変えながら裏社会でのし上がっていく兄・竜一を玉木、国土交通省に入省しエリート官僚として権力を掌握していく弟・竜二を高橋一生が演じる。「グッドワイフ」の篠崎絵里子が脚本を執筆。城宝秀則、岩田和行、紙谷楓が演出を担当する。

玉木は高橋との初共演について「『汚いことは俺がやる』といった竜一の言葉があるように、それぞれのやるべきことを全うする意識を持って芝居に臨みたいと思います」とコメント。一方、高橋は「今回、初めて玉木さんにお会いしましたが、その際に自分が感じた玉木さんの動きや話し方といった居住まいを、お芝居に活かしていきたいと思います」と意気込んでいる。

「竜の道 二つの顔の復讐者」は毎週火曜21時より放送。YouTubeでは特報映像が公開中だ。

※篠崎絵里子の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

竜の道 二つの顔の復讐者

カンテレ・フジテレビ系 2020年4月14日(火)スタート 毎週火曜 21:00~

玉木宏 コメント

ドラマの企画、脚本を読んだときの印象

非常にダーティーでチャレンジングな作品だなと思いました。それをテレビドラマでできる喜びと期待感があります。登場人物も単純に悪い人たちではなく、根底にある強い思いに突き動かされているというところにすごく魅力を感じています。

高橋一生とは初共演で双子の兄弟という設定。どのように芝居を重ねていきたいか

今回、高橋一生さんと、性格の違いはありますが同じベクトルを向いた双子の兄弟役として共演することはすごく楽しみです。竜一と竜二はそれぞれ違うパートを生きていきながら、最終的なゴールは同じだと思うので、「二人で一つ」ということは頭の中におきつつ、劇中で「汚いことは俺がやる」といった竜一の言葉があるように、それぞれのやるべきことを全うする意識を持って芝居に臨みたいと思います。具体的には、高橋さんと実際お芝居を合わせてみて、「こう出てくるんだな」ということを体感しながら作り上げていけたらと思います。

竜一の印象

整形をして本来の自分を捨て、別の人生を歩むというのはものすごい覚悟と意志が必要だと思うので、何をするにもすごく躊躇しない人物なんだろうと想像しています。

竜一だけではなく、時代ごとに「斉藤一成」や「和田猛」といった役柄も演じる。1人3役をどう演じていきたいか

本来の自分を捨てて生きるとはいえ、やはり人間なので、竜二がいることによってブレーキがかかる時もきっと出てくると思います。そういう意味で三役というか、完全に他の人物になりきる時もありつつ、でも少し「本来の竜一」を匂わせるというバランスを探りながら形にしていかなければと思っています。

40代初の主演作。どのような作品にしていきたいか

40歳になったからといってそんなに意識的に何も考えはしませんが、今まで積み上げてきたものがまた違う形になって表れるのが40代だと思いますし、このタイミングでこの作品に出会えたことは幸先が良いなと思っています。共演者やスタッフの皆さんとより良いものにして、地上波でもこんな刺激的なドラマを作ることができるんだと再認識してもらえる作品にできたらと思います。

視聴者へのメッセージ

ある意味、誇張されたドラマの世界ではありますが、根底にある気持ちはきっと共感していただけると思うので、僕たち兄弟を応援するような気持ちで見届けていただけたらと思います。

高橋一生 コメント

ドラマの企画、脚本を読んだときの印象

過去が深く関わってくる物語で、現在とのつながりに重点を置いたお芝居になるのがとても楽しみです。復讐をしていこうとすると、ネガティブなものがどんどん生まれてくるのは、ある種の理だと思いますが、それを引きずりながら目的に向かって突き進む二人の姿が魅力的にうつりました。まずは「恨みでしか成就できない何か」を信じてしまっている竜一と竜二の気持ちをしっかりと理解していかなくてはいけないと思っています。

裏社会を行く竜一とは異なり、表の道を行く竜二にどのような印象を持ったか

ある意味、狂気を感じる竜一に対して、竜二はまだ越えてはいけない一線がある人物です。台本を読んで、双子であっても根本で何かが決定的にすれ違ってしまっている二人なのかもしれないと僕は感じました。それは復讐への熱量の差なのか何なのか、いつも気持ちを張り巡らせていきたいと思います。

玉木宏とは初共演で双子の兄弟という設定。どのように芝居を重ねていきたいか

今回、初めて玉木さんにお会いしましたが、その際に自分が感じた玉木さんの動きや話し方といった居住まいを、お芝居に活かしていきたいと思います。また、竜一と竜二で、まるで自分を投影するかのように妹の美佐に対する「家族として愛するとはどういうことなのか?」といった考えの違いがあります。それが二人のお芝居を通してはっきりわかってくると面白いなと思います。

視聴者へのメッセージ

受け取った物語を自分ができる限りお芝居としてお返ししていくというのが大前提ですが、僕自身、復讐の果てに何があるのかまだ検討もつきません。愛憎だけではなく、とてつもない代償を払うのか? そういった結末を見てくださった方がそれぞれ感じていただくことがメッセージになると思います。個人的にはハッピーエンドになるといいんですけれど(笑)。

米田孝(プロデューサー)コメント

強い者が弱い者を犠牲にし、さらに強くなる。そんなことがまかり通ってしまったら、この世の中はどれほど息苦しく、殺伐としたものになってしまうでしょうか? この作品の面白さは、善と悪が、グチャグチャに入り乱れるところ。誰でも正しく生きていたいと願うけれど、それだけでは勝てないし、必ずしも幸せにはなれない。むしろ、ずるい悪人から、その幸せを簡単に奪われてしまうかもしれない。じゃあ自分も悪になって、そいつに仕返しを…。こんな連鎖の中に陥ってしまった双子の運命を描きます。
兄・竜一を主演の玉木宏さん、弟・竜二を高橋一生さん。多面性がある主人公たちの魅力を無限大に引き出してくれる、これ以上ないお二人がそろいました。二人の“竜”がどんな生き様を見せてくれるのか、私自身も楽しみで仕方ありません。
策略と欲望渦巻くスリリングな展開の奥に潜んだ、登場人物たちの純粋な愛情や、それぞれ抱える切ない思いが、この作品の何よりの魅力です。人生をかけるほどの憎しみ、何を犠牲にしてでも守りたいと願う愛情…人間の強い思いに突き動かされた物語を、毎週、あっという間に観ていただけるエンターテインメントに仕立ててお届けします! ご期待ください!

水野綾子(プロデューサー)コメント

私自身、白川道先生の作品が好きで「竜の道」もその一つでしたが、「未完の作品をドラマ化する」という発想はそもそもありませんでした。しかし、結末まで描かれていないがゆえにさまざまな想像をすることができ、そのなかでも原作に無い「ある設定」(今はまだ明かせません)を加えることを思いついたことがきっかけとなり、「ドラマ化できる!」と確信しました。また、企画を快諾していただいた、幻冬舎で白川先生の編集担当を長年務めてこられた有馬大樹さんの「この作品がドラマ化されることが白川さんへの供養になると思います」というお言葉も後押しとなりました。そして、玉木宏さんと高橋一生さんという本当に魅力的で、かねてから作品でご一緒したいと思っていたお二人にご参加いただくことで、ついにドラマ化が実現しました。
脚本を作っていくなかで、常にお二人が演じられることを想像していましたが、実際にお二人とお会いし、そして目の前で並んでいる姿を見て、本当に壮絶で面白い作品ができそうだと感じています。原作の面白さ、ハードさをベースにしつつ、連続ドラマならではの「次週が楽しみ」な作品になればと思っています。ぜひ、ご期待いただければと思います。

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