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「屍人荘の殺人」の木村ひさしが監督を務めた本作は、ピエロの仮面をかぶった凶悪犯に占拠された病院を舞台に、一夜限りの当直医・速水とけがを負った女子大生・瞳が脱出を試みるさまを描くミステリー。
主人公の速水を演じた坂口は、映画では本作が単独初主演。現場で心がけたことを問われると「やることはいつもの現場と変わりませんでした。でもなんとなくキツい現場になるだろうなとは思っていましたし、現場は監督や座長の色で変わっていくので自分ができることをしようと心がけていました」と振り返る。“座長坂口”の印象について、瞳役の永野が「すごく素敵でした」とほほえみ「坂口さんがいつも穏やかだったので、ピリつくだろうなと思っていたシーンもそうならずに、みんなで1つのものを作ろうという雰囲気でした」と回想すると、坂口は「ありがとうございます」と照れ笑いを浮かべた。
本作の見どころについて、坂口は「謎解きが面白いなと思います。最初に観たときに気付いてなかったところが最後にすごく響いてくるので、一度結末を知ったうえでまた観ていただけそう」と期待を込める。永野は「謎解き以外だと、見どころは私です」と断言。「本当にがんばったんです! 毎日撃たれたり、血が吹き出て死ねないという悪夢を見るので、それを坂口さんに報告するのが日課でした」と笑いながら話した。
脚本も担当した知念は「映画がとても好きなので、素晴らしい俳優の皆様に演じていただけることがうれしかった」と映像化を喜び、「脚本にはミステリーの骨格として伏線やトリックを入れさせていただきましたが、演出に関しては素人なのでいいものになることを期待してプロの方にお任せしました」と語る。また、現役医師としての視点から、坂口の医師姿について「傷を縫うときの器具などの持ち方が本当の医師と同じで、細部まですべて手順をしっかり追ってやっていただいていました」と感動した様子だった。
イベントでは、謎解きクリエイターの松丸亮吾が登場し、本作になぞらえたクイズを出題するコーナーも。最後に坂口は「ハラハラドキドキしていただけると思いますし、速水と一緒に謎を解きながら観ていただくとすごく面白い作品になると思います」とアピールし、会場を後にした。
「仮面病棟」は、3月6日より全国で公開。
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原作:知念実希人(実業之日本社文庫)