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生徒を縛り付ける“ブラック校則”と闘う高校生の姿を描く本作。主人公の小野田創楽に
上映の前にはプロデューサーの河野英裕が登壇し、「皆さんに心から感謝しています」と来場者に語りかけたあと前説を行った。続いて会場には劇中曲「シーン85~103」が鳴り響き、東詩音役を務めたラッパーの
河野が「達磨くんが出ている番組を観てすごく感動して、この子と仕事がしたい!と思ったんです」「クライマックスのラップを歌い終わったとき、みんなが心の底から拍手をしていた。その様子を見てこの映画はちゃんと伝わると確信しました」と魅力を伝えると、達磨は照れくさそうな表情を浮かべて「スクリーンに自分が映っているのが不思議。終わったあと誰にも声をかけられなくて、実は出口でちょっと待っていたんです(笑)」と劇場で本作を鑑賞した際の出来事を振り返り観客を和ませる。そして彼は「立ち上がれよ、今だ早く!」といった映画にちなんだフレーズを織り込んだフリースタイルラップで客席を大いに沸かせる。会場には監督の菅原伸太郎、外国人労働者・グレイソン役のビーティーも姿を見せた。
上映が始まり、客席は赤、黄、青、紫、黒など色とりどりのスティックバルーンや主要キャストのイメージカラーが灯されたペンライトの光でいっぱいに。創楽の顔がスクリーンにアップで映し出されると「顔がいい!」「まつ毛長い」「横顔が繊細だぞー!」とあちこちから声が飛ぶ。中弥が教壇に立ち「俺たちはフリーダム、セイ!」とクラスメイトに呼びかける場面では「フリーダム!」と観客も声をそろえ、創楽と中弥が「翼をください」を歌うシーンは大合唱に。光石研演じるラップが得意なノリのいいおじさん・井上外志雄の登場シーンには「井上は無理!」と連続ドラマのワンシーンを意識した掛け声が起こった。
田中演じる不良グループのリーダー・松本ミチロウが創楽を投げ飛ばす場面では、悲鳴とともに「本当は好きだよね?」「じゅったんスマイル(田中がしばしば見せる特徴的な笑顔)して!」と思い思いの声が上がる。創楽と中弥が高校の合格発表時の写真を見付けるシーンは「売って!」と商品化を望む叫びが響き、でんでん扮する校長・法月士郎の話にはビーティーが「考え方が古い」「引っ込めー!」とツッコミを入れて観客を笑わせた。
この日一番の盛り上がりを見せたのは、終盤の“反乱”のくだり。観客はバルーンを叩きながら生徒たち1人ひとりの活躍を応援する。葵揚演じる七浦啓太の力強い遠投には拍手が送られ、創楽が「町田希央が好きなんだ」と思いを告白する場面は「ヒュー!」「いいぞ!」と会場のボルテージが一気に上がる。さらにファンは創楽とともに「立ち上がれ、今だ! 早く早く早く!」と本作を象徴する言葉を繰り返し、希央の地毛証明が認められると「希央やったね!」とバルーンを打ち鳴らして喜び合った。
エンドロールでは、Sexy Zoneによる主題歌「麒麟の子」に乗せて「セクシーゾーン!」「佐藤勝利! 高橋海人!」とキャストの名前や所属がグループ名が次々と読み上げられていく。また「ありがとうー! 最高!」と感謝の言葉と拍手で劇場が満たされ、大盛況のうちに応援上映は終映を迎えた。
「ブラック校則」は全国の劇場で上映中。現在、連続ドラマ「ブラック校則」が毎週月曜に日本テレビで放送されており、Huluではオリジナルドラマの配信が行われている。
※高橋海人の高は、はしごだかが正式表記
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