本作の舞台は、がんに特化した診療科である腫瘍内科(メディカル・オンコロジー)。国内では数少ない“がんのスペシャリスト”である腫瘍内科医・恩田心を松下が演じ、心とタッグを組む有能な消化器外科医・梶山薫に木村が扮する。脚本を手がけるのは「刑事ゆがみ」の倉光泰子。「隣の家族は青く見える」の
松下は、心の夫が意識不明の重体であるという設定に触れ「医師と患者さん側の両方の気持ちが理解できる心の大きな女性でありたいと思います」と述懐。一方木村は「ドラマならではのがんとの向き合い方、患者からの目線、お医者さんからの目線、そういうものを皆さんにお伝えできればいいな、と思います」とコメントしている。
「アライブ がん専門医のカルテ」は毎週木曜の22時から放送。
※高野舞の高は、はしごたかが正式表記
木曜劇場「アライブ がん専門医のカルテ」
フジテレビ系 2020年1月9日(木)スタート 毎週木曜 22:00~22:54
松下奈緒 コメント
出演をオファーされたときの感想
3年ぶりにフジテレビさんでの連続ドラマに出演させていただきます。そして今回はずっと憧れでした臨床医の役をいただけて、とてもうれしかったです。
腫瘍内科医について
“腫瘍内科”と聞いてまだピンとこない方も多いと伺いました。私自身も、がんを専門とする、しかも内科医の先生がいらっしゃることは、正直、このドラマのオファーをいただいて知りました。
連続ドラマで初めて臨床医を演じることについて
腫瘍内科の先生にも直接お会いする機会をいただきまして、外科医とはまた違った形で患者さんに向き合っていらっしゃるお話を聞いてとても刺激的でした。手術ではなく薬物治療でがんを治していく。そして何よりも大切にしたいと思ったのは、患者さんとの距離感やコミュニケーション。がんと共に懸命に生きている患者さんに寄り添えること。安心や信頼を持ってもらえる、なんでも話せる関係性を築けることも大事なんだと感じました。その気持ちを忘れずに演じたいと思います。
役どころについて
恩田心という役は医者である前に、妻であり、母でもある、働くママです。オンコロ先生にはなんでも話せる。と思ってもらえるような、優しさと、強さを兼ね備えた女性だと思います。そして、最愛の夫が“意識不明の重体”という設定があるので、医師と患者さん側の両方の気持ちが理解できる心の大きな女性でありたいと思います。患者さんと一緒に戦える腫瘍内科医を目指していきたいです。
木村佳乃について
「恋におちたら~僕の成功の秘密」で初めて共演させていただきました。まだデビューして1年くらいの時で、「バミリ」!? 「ドライ」ってなんですか!?という感じで(笑)、本当に右も左もわからない状況の中、佳乃さんの存在はすごく大きくて、チャーミングでとても頼り甲斐のあるお姉さまという印象だった事を今でも覚えています。今回はあの頃から14年も経って、私も少しは成長したと思いますので!?、またご一緒できる事を本当にうれしく思います。また頼ってしまうことがあるかとは思いますが、そのときはどうかお許しください(笑)。
視聴者へのメッセージ
私自身も、がんと聞くとやはり人ごととは思えないですし、なにか複雑な気持ちになってしまいます。ですが、役を通して命の現場に携われることの大切さを忘れず、見てくださる方に少しでも希望や勇気を、そして前向きな気持ちをお届けできるよう頑張りたいと思います!
木村佳乃 コメント
出演をオファーされたときの感想
実は、ちゃんと手術シーンもある本格的な医療ドラマでお医者さん役をやらせていただくのは、デビュー作で「元気をあげる~救命救急医物語」以来24年ぶりなんです。「元気をあげる~救命救急医物語」は救命救急医の話ですが、それ以来、なぜか機会がなかったので、この作品のお話をいただいた時は、またお医者さん役をやらせていただけるということで、大変うれしかったです。
脚本、腫瘍内科、がん専門医について
ここ20年くらいでがんに対するイメージも変わって、医療もとても進歩していると思います。がんは、私も周囲でよく話を聞きますし、とても身近なテーマであると思うので、がんの最新の情報はもちろん、ドキュメンタリーとは違うドラマならではのがんとの向き合い方、患者からの目線、お医者さんからの目線、そういうものを皆さんにお伝えできればいいな、と思います。ただ実際にすごく辛い思いをされている方はたくさんいて、私たち作る側は本当に気をつけなきゃいけないところがたくさんあると思います。でも、この作品をやる意義は非常にあると思っています。
役どころについて
お医者さんって大変な仕事だと思うんです。やりがいはとてもあると思いますが、人の命を預かるというのは、私には当然できないことですし、本当に選ばれた人の仕事だと思います。実は私、お医者さんが大好きで、とても興味があって、お医者さんのドキュメンタリーも、お医者さんのドラマも本当にたくさん見ますし、自分が病院にいる時もお医者さんをじっと見ているんです。この作品では、そうやって20年くらい見溜めてきたドキュメンタリーやドラマや実際のお医者さんの色々なところを抜粋して、いいとこ取りをしようと思っています(笑)。そして監督とも色々と試して、こういうお医者さん、本当にいそうだなって思ってもらえるように演じられたらいいな、と思います。
「恋におちたら~僕の成功の秘密~」以来の共演となる松下奈緒について
この作品でお会いできるのが、すごく楽しみです。「恋におちたら~僕の成功の秘密~」の時は、松下さんは20代前半だったと思うんですけど、それから色んな作品をやられて、私も色々経験をしてきて、そうして、また一緒にできるっていうのはすごいご縁だと思いますし、同じ女性として協力しあって刺激し合いながら、素晴らしい作品を作れたらいいな、と思います。
視聴者へのメッセージ
この作品の主軸は、がんに向き合う医師とがんの患者さんたちの姿なのですが、一方で、私が演じる薫は重要な秘密を抱えています。物語が進み、松下さんが演じる心との関係が深くなるにつれて、徐々に秘密が明らかになっていく中で描かれる薫と心の人間ドラマも見どころだと思いますので、ぜひご期待ください。
太田大(プロデューサー)コメント
最新のがん診療の現場を取材させていただき、腫瘍内科の先生方の熱い想いに触れ、患者に寄り添う医師たちの闘いを通して、いま伝える意義のある医療ドラマの制作を目指し、企画に至りました。内科医と外科医の2人の医師がタッグを組み、慣習や困難を打ち破って患者のために診療に当たる姿と、バディとして絆を深めていきながら、自らの運命を知っていく二人の女性の生きる道を描いていきます。松下奈緒さんと木村佳乃さんという、凜とした強さと優しさを持つ、大変素敵なお二人が、病と闘いながら前を向いて生きていく人々の思いに寄り添う医師たちに命を吹き込んでくださること、とても光栄です。生きることを伝えていく医療×人間ドラマにご期待ください。
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“脚本を手がけるのは「刑事ゆがみ」の倉光泰子。「隣の家族は青く見える」の高野舞が演出を担当”/松下奈緒と木村佳乃、がんに立ち向かう医師役で共演!ドラマ「アライブ」1月より放送 - 映画ナタリー https://t.co/cBUOvdOa5h