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第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で審査員賞を獲得した本作は、「僕を産んだ罪」で自分の両親を訴える少年ゼインの物語。自分と同じ名前の主人公ゼインを演じたアル=ラフィーアは国内情勢の悪化によりレバノンへ逃れてきたシリア難民で、ベイルートの住宅地にいた子供たちの中から本作のキャスティングディレクターに見出された。映像では、アル=ラフィーアが本作の撮影を回想し、家族とともに移住したノルウェーでの今後の生活に思いを馳せる様子を観ることができる。
本作ではアル=ラフィーアをはじめ、役柄とよく似た境遇にある素人たちが起用されている。家を飛び出したゼインが一緒に暮らし始めるエチオピア人の赤ちゃん、ヨナス役のボルワティエフ・トレジャー・バンコレは、アフリカ系不法移民であるため住居を転々としていた。撮影中に両親が逮捕され、釈放後も一家は離ればなれで暮らしている。劇中でゼインを保護するラヒル役のヨルダノス・シフェラウは自分の歳もわからず、幼少期は難民キャンプで過ごした経歴の持ち主。撮影中に不法移民として逮捕・拘束されてしまったが、のちにラバキーが保証人となり釈放された。そしてゼインの妹サハルを演じた
「存在のない子供たち」は7月20日より東京・シネスイッチ銀座ほかで全国ロードショー。
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ゼイン・アル=ラフィーアの映画作品
リンク
- 「存在のない子供たち」公式サイト
- 7/20公開:映画「存在のない子供たち」 (@sonzai_movie) | Twitter
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- 「存在のない子供たち」インタビュー映像
- 「存在のない子供たち」予告編
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tAk @mifu75
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