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本作は父・東昇平が認知症になったことをきっかけに、家族が自分たちを見つめ直していく7年間を描く人間ドラマ。中村は蒼井優演じる東家の次女・芙美の恋人、磐田道彦役を務めた。
5、6年ほど前に品川の高層マンションで行われた“健全なパーティ”で初めて会ったという2人。中野は「中村くんは、俺に触ったらやけどするぞ!という感じでひざを抱えて座っていて」と第一印象を明かす。当の中村は中野との出会いを覚えていなかったそうで、照れ笑いを浮かべながら「キラキラしたものに抗うタイプなので、パーティに慣れないんです !」と声を上げ、「構ってほしかったんでしょうね」とつぶやいた。
本作の脚本に触れたときのことを、中村は「読みながらニヤニヤしていました」と回想する。そして彼は自身の曽祖母が老いていくさまを近くで見ていた小学校時代を振り返って「愛くるしいなという感情があったんです。老いや忘れていくことは、自分にとってそういうイメージ。その思いがありながら脚本に接したので、この作品自体の完成が楽しみでした」とコメント。道彦については「等身大の人間にしたかった。なんかこういう人いるよね、と感じてもらえればいいなと」と演じるにあたっての思いを語った。
続いて、MCが中野へ“俳優・中村倫也”の魅力を尋ねようとすると、中村は「いやいや、そんなのないでしょ……あります?」と謙遜しながらも「15個くらいお願いします!」と要求。中野はその言葉に笑いつつ「しゃべるタイミングや間が独特で、何が出てくるかわからないよさがある。僕はそういう俳優さんと仕事がしたいんです」「ごくごく普通の役をたった1人の人間として演じてほしかった。だから中村さんに頼みました」と賛辞を送り、中村を照れさせていた。
本作は、中村の参加場面で雨が降ることが多く、3度撮影が流れたシーンもあったそう。中野は「(スケジュールの都合で)今日絶対に撮らないと中村倫也がいなくなる!と言われてたんですよ。天気予報を見たら雨で……」と中村の雨男ぶりを暴露。すると中村は「この現場以外は晴れ男で通ってるんですよ!」と慌て、「雨でも僕が出たら晴れるモーゼ的なところがあって」と自身が晴れ男であることを声高に主張した。また「好きなシーンは?」との質問が飛ぶと、イベントが本編上映前であったため中村は「付き合って1年半の記念日」とネタバレを気遣って簡潔に回答し、同じ場面がお気に入りの中野は「あの場面の『1年半』の間や言い方が面白いんですよ」と観客に呼びかけた。
中島京子の同名小説を映画化した「長いお別れ」は、全国の劇場で上映中。
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