PFFアワード2018の入選作「愛讃讃」「モフモフィクション」が、第43回香港国際映画祭に正式出品されることがわかった。
短編コンペティション部門で上映される「愛讃讃」は、帰省した27歳の男の記憶にふとよみがえる美しい継母の姿を刻んだ8分の短編。大阪教育大学出身の池添俊が実体験をもとに、デジタル映像と期限切れの8mmフィルムを用いて制作した。
ワールドアニメーション部門に出品される「モフモフィクション」は、今津良樹が東京藝術大学の大学院映像研究科アニメーション専攻の卒業制作として完成させた作品。キュートなルックスとふわふわの触り心地で人気を呼ぶモフモフ動物の世界が描かれる。
2人が映画祭選出を受け、寄せたコメントは下記の通り。第43回香港国際映画祭は3月18日から4月1日にかけて開催される。なおぴあフィルムフェスティバルは入選作の海外窓口としても活動しており、これまでにカンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ロカルノ国際映画祭など280以上の映画祭に178本の作品を紹介してきた。
池添俊 コメント
本作に描かれているのは遠い日の家族、男女の記憶です。中国から日本に来た継母の思い出と現在の自分自身を重ね合わせた時に、立ち上がってきたイメージをできるだけ誠実に形にしました。この作品が念願の中華圏で上映されることにとても喜びを感じています。現地でどんな反応が返ってくるか今から楽しみです。
今津良樹 コメント
日々仕事をしたり生活する中で、人との会話で言葉にするほどでもない、浮かんですぐに消えていくような、時間が経って思い出にもならないような、その時の気分や感覚を形にしたいと思い作った作品です。そんなところから出発したものが、多くの方に見てもらえる機会を得ることができて、楽しんでもらえる部分があるとしたら、とても嬉しいです。
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PFFアワード入選作「愛讃讃」「モフモフィクション」が香港国際映画祭に出品決定(コメントあり)
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