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現在上映中の「平成ジェネレーションズ FOREVER」には、「仮面ライダー電王」主演の佐藤健がゲスト出演しているほか、関らイマジン声優やオーナー役の
「平成ジェネレーションズ FOREVER」の電王パートにて、脚本監修を担当した小林。「電王」関連の脚本仕事は「超・電王トリロジー」シリーズ以来だったそうで「すごくひさしぶりだったんですが、やってみるとセリフは昔のまま出てきた」と振り返る。遊佐たちがスーツアクターのアドリブが多かったことに触れると、白倉は「高岩成二さんに電王のフォーム全部を演じてほしいと言ったら『うーん、おぐら(としひろ)さんをリュウタロスに入れてくれ』と謎の条件が来て。モモとリュウでなんかやらかそうとしているな、聞いた瞬間から企み始めちゃってるなと思いました」と裏話を明かした。
本作で「電王」をフィーチャーした理由を聞かれた白倉は「『仮面ライダージオウ』と同じ時間モノだったから、映画で主軸に据えるくらいしないと『電王』というファクターを吸収できないと思った。電王を持ち込んでいったら、乗っ取られた気がする。『トリロジー』以来の電王映画になっちゃった(笑)」と解説。また小林らの口から、佐藤演じる良太郎がウラタロスに憑依された“U良太郎”として登場したのは、佐藤本人の「U良太郎ならできるが、今の歳で良太郎を演じたらみんなの夢を壊してしまう」「10年経って良太郎が成長しているのはいいことだが、一方それは夢を壊すことでもある」という考えがあってのことだとも明かされた。そして遊佐は「健くんの声も落ち着いていた。10年前は僕らが良太郎の人格を完全に乗っ取っていたけど、今回は(良太郎が)成長していたので、溶け合うようにと言うか、健くんに少し寄せて演じました」と回想した。
関は、本作での良太郎とモモタロスの会話について「テレビシリーズ最終回で靖子さんが書いた『いつか、未来で』というセリフが、アフレコ時にフラッシュバックしました。あれは本当に名ゼリフですよね。予言者かと思いました!」と興奮気味に話す。また関は、佐藤の出演が映画公開日まで完全に伏せられていたことから、初日に観客の反応を見に行ったことも告白。当初、本作の脚本家・下山健人にも佐藤の出演が知らされていなかったという事実が明かされると、観客から驚きの声が上がった。
終盤では、「電王」キャストからのコメントが読み上げられた。キンタロス役の
トークパート最後の挨拶では、武部が「もうちょっと(電王)の大きなことをやったらいいんじゃないかと思うので、白倉さんの横でささやいてみようと思う」と、白倉は「今回デンライナーを観て、自分がこんなにもときめくんだ、デンライナーってただの乗り物じゃなくて夢があるんだと感じた」と話す。ファンから「電王好きでした!」と言われるたびに悔しさも感じるという小林は「これを超えられるような作品が書けるといいな」と意気込む。そして遊佐は「僕ら(イマジンは)誰1人世界を救おうと思ってやっていなかった(笑)。でも電王が大好きですし、ほかのライダーと比べると平和でアットホームな話だった」と作品の特殊性を語り、関は「放送当時私は45歳でした。今思うと、この作品へ出演したことは、45歳までこの世界でがんばってきたことに対する神様からのご褒美だったのかな」と言って「電王」との出会いに改めて感謝した。
石丸謙二郎 コメント
今回のオファーを聞いた率直な感想
デンライナーが、いつも迎えに来るような気がして常々準備しておりました。
今回出演オファーを頂いて、「ヨシ! 来たな!」と奮い立ちました。
懐かしいメンバーと再会・共演した感想
まったく当時と変わらず、新たなアイデアが溢れ出てきました。彼らと久々に男らしい握手を交わし、とても濃密な楽しいひとときを過ごしました。
ファンへのメッセージ
デンライナーは未来永劫走り続けます。いつか、またどこかで……。
てらそままさき コメント
今回のオファーを聞いた率直な感想
流石! 白倉・武部両プロデューサー! 平成ラストに持ってきたか!!
懐かしいメンバーと再会・共演した感想
山口(恭平)監督はTVシリーズ時は助監督でしたが、平成仮面ライダー締めの大役を担われました。一緒に作品づくりに携わったものとして喜びを禁じ得ません。
みんなで故郷に帰って来て笑顔溢れる収録現場でした。
ファンへのメッセージ
電王を長きにわたり愛してくださり心より感謝申し上げます。
みんなの熱いハートに俺が泣いた!!
鈴村健一 コメント
今回のオファーを聞いた率直な感想
仮面ライダージオウのことは知っていたので、「いつ呼んでもらえるかなあ?」と楽しみにしていました。でも、「この前4タロスの中、僕だけ呼ばれなかったこともあったしなあ……」とも思っていたので、今回出演できた嬉しさは過去最大級です(笑)。
懐かしいメンバーと再会・共演した感想
電王に関しては何故か懐かしいという感覚があまりないと感じていたんです。4タロスの皆さんとも現場で会いますし、なんともいえない現役感が自分の中であったんです。でも今回はアフレコしていて、佐藤健くんがモニターに映し出された瞬間に一気に当時のアフレコのことを思い出して鳥肌がたちました。間違いなく時が経ったと実感しましたし、それと同時になんだか誇らしくなりました。11年経って、また戻ってくることの出来る電王という作品の素晴らしさ。そして、きっとこの登場シーンは誰もが驚くし、喜んでくれると感じたんです。そんな作品に自分も参加していたんだなと改めて確信して、胸が熱くなりました。
もう一度大きな声でいいます!
「電王大好きだけどいいよね! 答えは聞いてない!!」
ファンへのメッセージ
電王ナイトに参加できないのが残念ですが、想いはそちらに飛ばしております。皆さんの夜がステキな時間になりますように。
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- 平成仮面ライダー20作記念 映画「仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER」公式サイト
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ばつ👶 @batuACT3
「平ジェネFOREVER」が“電王映画”になった経緯とは?佐藤健の思いが明らかに(写真18枚) - 映画ナタリー https://t.co/ktypTOT6Ly 平ジェネFOREVERでの佐藤健がU良太郎だったの、こういうことだったんだね………