「
北海道・知床と東京を舞台にした本作は、同じ容姿をした2組の男女の姿が描かれる日韓合作のラブストーリー。古川と藤井がそれぞれ1人2役に挑んだ。
オファーを受けたときの思いについて古川は「クァク・ジェヨン監督の作品に出られると聞いて光栄でした」とコメント。「今日は祖父の命日で縁を感じてます」と言う藤井は「やっとチャンスをくれたんだと思いました。応援してくださっていた皆さんに恩返ししなくてはという気持ちと、選んでくださったクァク・ジェヨン監督のためにがんばらなくてはという思いを持ちました」とオーディションで役を勝ち取った際の心境を語る。
クァク・ジェヨンは「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭で初めて北海道を訪れたとき、この地に惚れ込んでしまいました。いつか北海道と東京をつなぐ物語を作りたいと思いました」と制作の動機を語る。続けてクァク・ジェヨンが「最初に企画を立ててから10年後に完成したことになります。どうしてこれだけ時間がかかったんだろうと考えたとき、このお二人にお会いするために10年間待つ必要があったんだと思いました」と述べると、古川は照れくさそうに笑った。
劇中でマジシャンを演じている古川は「撮影の20分前に初めて練習することもありました。脱出マジックは本当にチェーンを巻いて、水の中に入ってやっています。息が切れるギリギリまで水の中でお芝居をしてました」と振り返る。もっと大変なシーンがあったことに触れ古川は「氷水の中に入るシーンがあるんですけど、それは本物の氷を使っていてものすごく冷たかった」と述懐。その言葉にクァク・ジェヨンは「CGを使うとお金がかかる。古川さんにがんばってもらえれば制作費を削れると思って」と冗談交じりに返した。
クァク・ジェヨンは「今後お二人が成功するうえでこの映画がそのスタートになればうれしいですし、この作品がきっかけでお二人に新しい大きな道が開けることを信じています」と古川と藤井にエールを送る。これから作品を観る観客にメッセージを求められた藤井は「やっと観ていただけると思ったら本当にうれしい」と涙ながらに回答。最後の挨拶で古川は「僕の役者人生の中で一番過酷で大変な撮影でした。でも、だからこそいい思い出もあって。撮影から2年経った今でもふとした瞬間『風の色』のことを思い出します」と作品への思い入れを明かした。
「風の色」は2018年1月26日より東京・TOHOシネマズ 日本橋ほかにて全国ロードショー。
関連記事
古川雄輝の映画作品
関連商品
リンク
- 「風の色」詳細情報 | アジアピクチャーズエンタテインメント
- 「風の色」予告編
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
˙˚°☆ ︎yasuko☆.*˚ @1L3UoQ8l1IphuVS
古川雄輝がクァク・ジェヨンに恨み節!?氷水に入れられた「風の色」の過酷な現場回想(写真13枚) - 映画ナタリー https://t.co/E9U1RT08Ks