本日10月14日、東京・新宿武蔵野館にて「
本作は瑛太演じる売れない役者ヒデオと、佐藤扮する彼の恋人カナコを中心とする人情喜劇。近藤芳正、余貴美子、田中要次らが脇を固める。
現在開催中の第22回釜山国際映画祭で、アジア映画の窓部門の招待作品として上映された本作。映画祭に参加した感想を求められた佐藤は「映画の中で『カンヌのレッドカーペットを歩かせてやるよ! 特別な景色を見せてやる』というヒデオのセリフがあって。カンヌには行ったことがあったんですけど、釜山では『これがあの特別な景色なんだ、ヒデオを信じてよかった』と思いました」と振り返る。瑛太は「ヒデオの夢を半分叶えられたかなという気持ちでしたね。韓国の方たちの映画愛がすごいことを感じて、お客さんの迫力に圧倒されました」と述べた。
約4年ぶりに映画で主演を務めた佐藤は脚本を読んだ感想を「面白くて、役者さんあるあるがいろいろ出て来てこれはわかるなあと思い、すぐやりたいとお返事しました。ヒデオのことを言われているのに、自分に言われているような気持ちになった」と述懐。瑛太は「俳優という職業に就いたけど仕事が来ない時期があって、100円ショップでキャベツを買って食べてたときを思い出した。オーディションに行ったらほかのやつと違うことをやってやろうと思うところにも共感しました」と話し、「道徳感とかを完全に無視しちゃって思いきり崖から飛び降りる覚悟で生きていくという勇気をもらったし、ヒデオを演じて原点回帰できた。挑戦し続ける気持ちをヒデオに思い出させてもらいました」と思いを明かす。
自分にとっての“特別な景色”を司会者に尋ねられた武は「この劇場でアルバイトしてたんで、今すごく特別な景色を見てます。いつか作品を引っさげてカンヌ映画祭に行って、サトエリさんみたいに『カンヌには行ったことあるんですけど』と言いたい……」とコメント。瑛太は「この作品が評価されて、欲を言えば作品賞とかいただきたいですね。精いっぱい愛情を注いで作ったので、こうやって皆さんに届けられている今が特別な景色です」と真摯に話した。
“自称役者”を申告し、条件を満たせば1000円で鑑賞できる「(自称)役者割引」が設けられている本作。瑛太は「武監督の前作『百円の恋』を超えたと思っています。安藤サクラ! この作品を役者割りで観に来い!」と挑発し、会場を盛り上げた。
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