ヴィム・ヴェンダース製作総指揮、伝説のタンゴペアの軌跡映すドキュメンタリー公開

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ヴィム・ヴェンダースが製作総指揮を務めた「Our Last Tango」が、「ラスト・タンゴ」の邦題で公開されることが決定した。

「ラスト・タンゴ」 (c)WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion

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「ラスト・タンゴ」 (c)WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion

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本作は、世界的なタンゴの普及にも貢献したアルゼンチンタンゴペアのマリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペスの軌跡をたどったドキュメンタリー。14歳と17歳で出会い、50年近くも一緒にダンスを踊ってきた2人の愛と葛藤の歴史を、本人の証言や再現ダンスシーンを通して映し出している。トロント映画祭に正式出品され、山形国際ドキュメンタリー映画祭のコンペティション部門にも出品された。

「ラスト・タンゴ」 (c)WDR / Lailaps Pictures / Schubert International Film / German Kral Filmproduktion

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監督は、1999年に「不在の心象」で山形国際ドキュメンタリー映画祭の大賞に輝いたヘルマン・クラル。彼が監督を、ヴェンダースが製作総指揮を務めた2004年の「ミュージック・クバーナ」は、ヴェネツィア国際映画祭でワールドプレミアされたことも。クラルは本作について「マリアの家のソファに座り、話をし始めて30秒後には『この人を撮らねばならない』と確信を持ったのです。タンゴ史上最高のペア、マリアとフアン両方を描いた作品にしたいという思いで頭がいっぱいになりました」とコメントを寄せている。

「ラスト・タンゴ」は7月に東京のBunkamuraル・シネマほかにて全国ロードショー。

ヘルマン・クラル コメント

マリアの家のソファに座り、話をし始めて30秒後には「この人を撮らねばならない」と確信を持ったのです。タンゴ史上最高のペア、マリアとフアン両方を描いた作品にしたいという思いで頭がいっぱいになりました。しかし、この作品の製作は一筋縄ではいかず、その旅路は感動と困難と危険の連続でした。マリアとフアン、そしてダンサーや振付師たち。皆が全力を尽くして息をのむようなパフォーマンスを生み出してくれました。何よりミュンヘンテレビ・映画大学の恩師であり、今回も私に親身に寄り添ってくださったヴィム・ヴェンダースにも感謝したい。彼の寛大な力添えにいつも助けられています。

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読者の反応

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RAINBOW COLOR @kinukotsutsui

「ラスト・タンゴ」というドキュメンタリー映画。ヴィム・ヴェンダースが製作総指揮。アルゼンチンタンゴペアのマリア・ニエベスとフアン・カルロス・コペスの軌跡をたどったドキュメンタリー。この夏上映。楽しみです。https://t.co/YSuhidBqIQ

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