香港の映像作家スカッドが新しい愛のあり方を模索する「ユートピア」公開

香港の映像作家・スカッドの監督作「ユートピア」の公開が決定した。

「ユートピア」はある大学生カップルを主人公に、新しい愛のあり方を模索する作品。三島由紀夫の作品に傾倒する男子大学生ヒンズと、カトリック信者である恋人ジョーイが、自由奔放なゲイの大学教授の手ほどきで新たな愛のユートピアに足を踏み入れていくさまを描く。主人公のヒンズを演じるのは、中国の映画やドラマで活躍しているモデル出身のアドニス。

本作はスカッドが敬愛する三島由紀夫、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー、デレク・ジャーマンに捧げられており、三島の小説「暁の寺」のモデルとなった寺院を主人公が訪れるシーンも登場する。

「ユートピア」は2016年1月16日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほかで全国順次公開。