アントン・コービンがジェームズ・ディーン役オファーの裏話明かす

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本日10月24日、「ディーン、君がいた瞬間(とき)」の東京国際映画祭舞台挨拶が東京・新宿バルト9で行われ、監督のアントン・コービンが登壇した。

「ディーン、君がいた瞬間(とき)」の東京国際映画祭舞台挨拶に登壇し、観客にサインをするアントン・コービン。

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アントン・コービン

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本作は、24歳で逝去した俳優ジェームズ・ディーンと写真家デニス・ストックの旅路を描くロードムービー。ディーンを「クロニクル」のデイン・デハーン、ストックを「トワイライト」シリーズのロバート・パティンソンが演じている。

コービンは、監督を務めることになったきっかけについて「この映画のタイトル(邦題)を見るとおそらくジェームズ・ディーンの名前が目を引くと思うのですが、私はむしろデニス・ストックのほうに興味がありました。自分自身40年以上カメラマンをやってきたからか、デニスと被写体との関係性に惹かれたのです」と説明。

アントン・コービン

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ディーンについては「私は1955年にオランダの小さな島で生まれました。10代後半にポスターで初めて彼を見て、出演している映画を鑑賞したのはもっとあとのことです」と話し、「『ディーン、君がいた瞬間(とき)』を撮ってみて、初めて彼のことを深く知りました。作品の中で描けていればいいのだけど、ジェームズ・ディーンは1950年代半ばに若者たちの間で起こった変化にとって重要な存在です」と続ける。

また、デハーンに最初に出演をオファーした際に断られたことを明かし、「共通の友人であるメタリカのラーズ・ウルリッヒが説得してくれました」と裏話を披露。「もしデインがいなかったら困っていたでしょうね。彼はどんなキャラクターを演じても実在感を持たせてしまう俳優ですから」と絶賛する。パティンソンについては、「彼は『トワイライト』シリーズという“小さなカルトフィルム”に出て成功したわけなんですが」とジョークを交えつつ「直感的な俳優で苦悩も抱えているところがデニスという役と同じなんです」と語った。

日本の印象を聞かれ、「カメラマンとして何度か来日していますが、ローテクとハイテクが混ざり合った素晴らしい街。食べ物もおいしいし、来るたびにもっと長く滞在したいと思います。自分の感覚を常に刺激してくれるところですね」と答えたコービン。イベント終了後には客席から声をかけた来場者に快くサインをしていた。

「ディーン、君がいた瞬間(とき)」は12月より全国順次ロードショー。

※動画は現在非公開です。

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tAk @mifu75

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