インド映画の巨匠
グラフィックデザイナーとして活動していたレイは、ジャン・ルノワールとの出会いや、劇場で観たヴィットリオ・デ・シーカの「自転車泥棒」に触発され、1955年「大地のうた」で監督デビュー。以後1992年に逝去するまで、ミュージカルやファンタジー、ドキュメンタリーなど幅広いジャンルの作品を遺す。生前から交流のあった黒澤明は「レイの映画を見た事がないとは、この世で太陽や月を見た事がないに等しい」と賞賛を贈っている。
今回の上映では、ともにベルリン国際映画祭で銀熊賞を獲得している「チャルラータ」「ビッグ・シティ」を紹介。ウェス・アンダーソンが絶賛する「チャルラータ」は、大豪邸に暮らす女性の孤独と芸術への目覚めを詩的な映像で切り取る。一方、夫の代わりに働き始めた女性が主人公の「ビッグ・シティ」では、仕事を通し夫婦の立場が逆転していく様子を描く。
日本では初公開から40年ぶりに劇場のスクリーンにかけられる両作品。ともにデジタルリマスター版での上映となる。
※動画は現在非公開です。
サタジット・レイの映画作品
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- 「シーズン・オブ・レイ」公式サイト
- 「シーズン・オブ・レイ」予告編動画
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ゆうこりん @youkolyn1
黒澤明も絶賛したインドの巨匠サタジット・レイ、全国で特集上映開催 - ナタリー http://t.co/f4PTWRDsIc