矢口高雄
ヤグチタカオ
1939年10月28日秋田県横手市増田町生まれ。本名、高橋高雄(たかはし たかお)。高校卒業後、銀行に務めながらマンガ家を志す。1969年、ガロ(青林堂)にて「長持唄考」が入選しマンガ家に転身。1970年に少年サンデー(小学館)にて釣りをテーマにした「鮎」が掲載されデビューを果たす。1973年には少年マガジン(講談社)で「釣りキチ三平」の連載をスタート。1974年、同作とツチノコブームの火付け役ともなった「幻の怪蛇バチヘビ」が第5回講談社出版文化賞児童マンガ部門を、1976年には「マタギ」で日本漫画家協会賞大賞を次々と受賞し、高く評価された。1980年に「釣りキチ三平」がアニメ化されると日本中に釣りブームを巻き起こした。その他の代表作に「ふるさと」、「おらが村」など。一貫して故郷の秋田県を舞台に自然と人間との関わりを描く。1995年に、秋田県増田町にまんが美術館を開館。またエッセイ集「ボクの学校は山と川」、「ボクの先生は山と川」などを発表している。
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