空襲で家族を失った、耳が聞こえない少女が戦時下を生き抜く「文ゆかば」1巻発売

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西原梨花「文ゆかば」の1巻が、本日2月12日に発売された。

「文ゆかば」1巻 (c)西原梨花/小学館

「文ゆかば」1巻 (c)西原梨花/小学館 [高画質で見る]

同作の舞台は昭和19年、敗戦間近の日本。空襲で家族を失った聾の少女・文は、女中として夏目家で働くことになる。不器用ながらも真面目に働く彼女を夏目家の人々は温かく迎え入れるが、次男の功雄(あつお)は文との接し方に戸惑う。そんな功雄と文が手話を通して距離を縮めていく様子と、戦時下を懸命に生き抜き成長していく文の姿が描かれる。

同作は2025年8月より小学館のビッコミで連載中。2023年8月に発表された西原による読み切り「日なたの手のひら」前後編をブラッシュアップした作品だ。1巻の発売に合わせて、東京・昭和のくらし博物館館長の小泉和子氏、手話エンターテイナー・俳優の那須映里、デフリンピック陸上の金メダリスト・山田真樹から推薦コメントが寄せられている。

小泉和子(昭和のくらし博物館館長)コメント

戦争で両親も家も失った耳の聞こえない16歳の文が、あの苛酷な戦時下、たった一人で他人の中をどうやって生き抜いていったか。 これまで知らなかったろう者の大変さと、賢さ、誠実さに心打たれました

那須映里(手話エンターテイナー/俳優)コメント

戦争という荒波の中で手話や自分自身を否定せずに生き抜く。その難しさと美しさに、昔のろう者たちの姿が重なり、胸が締め付けられました。同じろう者として、彼女たちの人生を、祈るように見守り、応援したくなります

山田真樹(デフリンピック陸上金メダリスト)コメント

戦争という過酷な時代の中でも、手話は確かに「生きた言語」だった。ろう者として読んで、手話は時代を越えて人をつなぐ言語だと感じました。伝えることは当たり前ではない。その事実を静かに突きつける一冊

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