「ひゃくえむ。」総作画枚数は約9800枚、圧巻の長回しワンカットシーン冒頭を公開

魚豊原作による劇場アニメ「ひゃくえむ。」より、物語を大きく動かすシーンの本編映像が公開された。

9月19日に封切られた「ひゃくえむ。」。生まれつき足の速い“才能型”のトガシと、トガシとの出会いから100m走にのめり込んでいく“努力型”の小宮の2人を軸に、100m走にかける者たちの物語が描かれる。

今回公開された本編映像は、一度離ればなれになっていたトガシと小宮が再会を果たす高校全国大会男子100m決勝のシーン。物語を動かす重要な場面だ。3分40秒ワンカットの映像はロトスコープ手法のもと約1年間を費やして制作され、総作画枚数は約9800枚と、岩井澤健治監督のこだわりが詰め込まれた。今回公開されたのは同シーンの冒頭56秒。スタート位置に向かうレース直前の選手たちの緊迫した空気が伝わる内容になっている。

また来場者特典第3弾の配布も決定。公開3週目の10月3日より「キャラクター名セリフ6カットステッカー」がプレゼントされる。ステッカーはトガシ、小宮、仁神、財津、海棠、ロゴの6種類を用意。キャラクターの絵柄にはそれぞれの印象的なセリフもデザインされている。

なおコミックナタリーでは映画公開を記念し、魚豊と岩井澤健治監督、そしてかねてより魚豊ファンを公言する麒麟の川島明による鼎談をセッティング。原作者、監督、ファンという立場の違う3人に、劇場アニメ「ひゃくえむ。」の魅力をたっぷり語ってもらった。

さらにアンダーアーマーのランニングシューズ「UA Infinite」とのコラボを記念した魚豊のインタビューも公開。、「UA Infinite」を実際に履いてみた感想はもちろん、「単行本化される予定もなかった作品」だったという「ひゃくえむ。」が、予想もしない形で波及し、広まっていくことについて、現在の心境を明かしてくれた。

劇場アニメ「ひゃくえむ。」3分40秒ワンカット映像より冒頭約1分を公開

劇場アニメ「ひゃくえむ。」

全国公開中

スタッフ

原作：魚豊「ひゃくえむ。」（講談社「マガジンポケット」所載）
監督：岩井澤健治
脚本：むとうやすゆき
キャラクターデザイン・総作画監督：小嶋慶祐
美術監督：山口渓観薫
音楽：堤博明
プロデューサー：寺田悠輔、片山悠樹、武次茜
アニメーション制作：ロックンロール・マウンテン
製作：「ひゃくえむ。」製作委員会
配給：ポニーキャニオン／アスミック・エース

キャスト

松坂桃李、染谷将太、笠間淳、高橋李依、田中有紀、種﨑敦美、悠木碧、内田雄馬、内山昂輝、津田健次郎