社会の落ちこぼれが、変わり果てた世界で成り上がる「ナナシの器用貧乏」1巻

葉原辰月「ナナシの器用貧乏」1巻が、本日8月25日に一二三書房のノヴァコミックスから発売された。

「ナナシの器用貧乏」は、高球の小説を原作としたコミカライズ作品。主人公の男性はさまざまな職に就くがいいように使われ、不要になったらクビという流れを繰り返し“100職種解雇”という記録を打ち立てる。「器用貧乏（中途半端野郎）」と呼ばれることに嫌気が差していたある日、交通事故に遭い半年間の昏睡状態に。目覚めると世界は一変しており、全人類が“ステータス”や“スキル”に目覚め、モンスターまで出現していた。変わったのは世界だけでなく、彼は自分の名前が思い出せなくなっていることに気がつく。己の存在価値を見いだせない青年が、名前を失い、社会の底から成り上がる物語が描かれる。