吉本ばななの小説「ひな菊の人生」が劇場アニメ化。
月刊誌CUT(ロッキング・オン)で、1998年11月号から2000年1月号まで連載された「ひな菊の人生」。幼い頃、ただ1人の家族だった母を事故で亡くしたひな菊は、叔父と叔母が営むお店で焼きそばを作りながら居候生活をしていた。そんなある日、ブラジルへと旅立った親友のダリアから1通の手紙が届いて……。吉本の小説を読んで喚起されたイメージを奈良美智が描き、またその絵の力をイメージしながら吉本ばななが物語を紡ぐ。そんな2人のコラボから生まれた作品だ。
監督は湯浅、脚本は「散歩する侵略者」「寝ても覚めても」などの実写映画で活躍する田中幸子が担当。また幼少期のキャラクターは、原作で描かれた奈良の挿画をもとに制作される。この発表に併せ、吉本、田中、湯浅監督からはコメントが到着した。
さらに今年フランスで開催される「アヌシー国際アニメーション映画祭」の「Work in Progress」部門への選出が決定。現地時間の6月13日には、湯浅監督らが登壇し、現地のファンや世界の関係者に向け、現在制作進行中である「ひな菊の人生」のプレゼンテーションを行う。
吉本ばなな(原作)コメント
常に同じものを見ている感じがする湯浅監督に撮ってもらうのは、私の夢でした!
湯浅監督は真の意味で「動き」を表せる人です。登場人物たちそれぞれの内面が動きになる瞬間を見ることができて幸せです。
田中幸子(脚本)コメント
湯浅監督&ばななさんの原作&奈良さんのキャラ!この企画に携われてとても光栄です。監督の溢れる想像力を必死に受けとめ、人間のやさしさと繊細さと強さ、主人公の心の動き……大切にしたいことが山ほどあります。
湯浅政明(監督)コメント
ばななさんの中でも終始絵が想起される小説で、生々しく怖い部分がありながら、
最後のくだりは、昔 自分が夢想していたような、とても嬉しい内容でした。
半径100メートルくらいの下町の焼きそば屋さんの人生を、宇宙規模で描きたいと思います。
「ひな菊の人生」(英題:Daisy's Life)
2026年全国公開
スタッフ
原作:「ひな菊の人生」吉本ばなな(幻冬舎文庫刊)
監督:
キャラクター原案(幼少期):奈良美智
脚本:田中幸子
アニメーション制作:ame pippin、Miyu Productions
製作:Daisy's Life Film Partners(日仏共同製作)
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#吉本ばなな『ひな菊の人生』
劇場アニメ化決定、2026年公開予定
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監督:湯浅政明
キャラクター原案:奈良美智
脚本:田中幸子
制作:ame pippin/Miyu Productions
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