今日で放送開始20年!プリキュア生みの親・鷲尾Pに20の質問「プリキュアって何?」

14

101

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 27 38
  • 36 シェア

映画プリキュアオールスターズF」の“復活祭上映”の初日「プリキュアの日!バースデー上映」が、本日2月1日に開催された。東京・丸の内TOEI1での上映後には「プリキュア」シリーズの“生みの親”・鷲尾天プロデューサー、「映画プリキュアオールスターズF」の村瀬亜季プロデューサーと田中裕太監督、「ひろがるスカイ!プリキュア」の高橋麻樹プロデューサー、キュアスカイ/ソラ・ハレワタール役の関根明良が登壇。20周年イヤーの感想や今後の「プリキュア」の展望までトークを繰り広げた。

左から村瀬亜季プロデューサー、田中裕太監督、鷲尾天プロデューサー、関根明良、高橋麻樹プロデューサー。

左から村瀬亜季プロデューサー、田中裕太監督、鷲尾天プロデューサー、関根明良、高橋麻樹プロデューサー。

大きなサイズで見る(全7件)

第1作「ふたりはプリキュア」の放送開始日からちょうど20年を迎えた本日。まずは昨年から展開されてきた「全プリキュアパレード」「全プリキュアLIVE」など、20周年イヤーのさまざまな施策をまとめた映像がスクリーンに流れる。映像を観終えた鷲尾は開口一番「いやあ、やりたい放題ですね(笑)」とセルフツッコミ。「関係者の皆さん、うちの偉い人に見せないでくださいね。『いくら使ったんだ』って怒られるかもしれないので」と冗談めかして観客の笑いを誘った。

関根明良

関根明良[拡大]

20周年イヤーを中心になって背負い、先日最終回を迎えた「ひろがるスカイ!プリキュア」。関根は「いろいろなイベントにキュアスカイと一緒に出させていただいて、宝物のような1年を過ごさせていただきました」と噛みしめながら、「『ひろがるスカイ!プリキュア 感謝祭』もありますし、まだまだこれからもキュアスカイと精一杯一緒に走っていきたい」と思いを語る。同作で初めてプロデューサーを務めたという高橋は「なんて年に初担当させるんだろうって思ったんですが(笑)、20周年ということもあり、いろいろチャレンジしようという年でした」と述懐。「ひろプリ」ではエンディング前に毎週異なる歴代プリキュアが登場する施策が行われたが、「なんとか20周年のお祝いをしたいと思いまして、歴代のキャストの方々に、あのひと言を録るためだけに来ていただいて。みんなで一緒に盛り上げた1年でした」と振り返った。

昨年9月に公開され、今回“復活祭上映”として4日間スクリーンにかけられる「映画プリキュアオールスターズF」。村瀬は「こうして復活祭ができているのも20周年だからこそ。たくさんの方に力をお借りして、皆様にたくさん愛していただいた。映画を通して皆さんに感謝したい」と改めてファンへお礼を述べる。田中監督は「鷲尾さんほどではないですけども、長くプリキュアに関わってきまして、いろんなことを思い出しながら、集大成のような映画を作らせていただいた」と20年の積み重ねを感じたと話し、「映画の制作が終わってからは、『全プリキュア展』やライブを皆さんと同じように、いちファンとして楽しませていただいて、『楽しかったなあ、この1年』って感じでした」と笑顔を見せた。

ここからは「教えて鷲尾さん!20の質問コーナー」と題したQ&Aコーナーを展開。まずは各登壇者から鷲尾への質問が次々にぶつけられていく。関根の質問は「もう数年でプリキュアは100人になるのではないかと思いますが、まだまだオールスターズ映画はやっていただけるのでしょうか!?」というファンなら誰もが気になる内容。鷲尾は「お約束は難しいんですけど……」と答えは濁しつつも笑顔を見せ、会場からは拍手が沸く。東映アニメーション制作部スタッフからも「100人目のプリキュア誕生に向け、制作現場で準備しておいてほしいことは?」という質問が寄せられ、苦笑しながらも「心の準備をしておいてください(笑)」と回答した。

田中監督は先日放送された「プリキュア」20周年特番内で鷲尾から褒められていて驚いたと切り出し、「どうしたら人を上手に褒められるんですか?」と質問。すると鷲尾は「ずるいんですよ、つまり。この人に何かやってもらいたいなって思うときは、その人の喜びそうないいところを必死で探すわけですよ。それが体に染みつくと、こういううさんくさいプロデューサーになれるんですよ」と、冗談交じりながらもベテランのプロデューサーらしい答えを返した。

鷲尾天

鷲尾天[拡大]

高橋から健康の秘訣を聞かれると、「適当にすること。初代(『ふたりはプリキュア』)の『なるべくがんばるぞ』というセリフの通り、がんばりすぎない。それが続けられる理由かと思います」と高橋・村瀬両プロデューサーにエールを送る。そして「トロピカル~ジュ!プリキュア」も手がけた村瀬からの質問は「最近一番トロピカったこと」。鷲尾は「そりゃあやっぱりライブ(『全プリキュアLIVE』)ですよ」と即答し、「最初にステージの準備中に会場に入ったとき、ここが全員埋まるはずないと思ったんですよ。バレないようにこそこそ泣いてました。本当にうれしかったです」と満員の観客に感激したことを明かした。

さらに鷲尾以外への質問や、驚きの人物からの質問も。「映画プリキュアオールスターズF」のキャラクター・プーカから「プカプカ、プカプカ、プーカ」と質問が寄せられると、田中監督は「プカプカ、プカプカ、プ、プカ!」とプーカと同じ言語で回答してみせる。また「シュプリーム様から、鷲尾さんへの質問です。『プリキュアって、何?』」と司会者が読み上げると、会場は笑い声と大きな拍手で包まれた。鷲尾は「田中監督と話したことがあるんですよ。そのときに“手をつなぐこと”っていう返事をした記憶があります」と、映画のラストシーンに触れながら回答した。

またX(旧Twitter)で寄せられた関根への質問も。「家ではソラちゃんのように明るい女の子でいられますが、小学校へ行くと自分が出せず、おとなしくなってしまいます。どうしたら学校でも元気になれますか?」と尋ねられ、関根は「ソラちゃんみたいに、大きな声で挨拶から初めてみてはどうでしょうか。おはようございます!」と元気いっぱいに挨拶のお手本を見せ、観客からも大きな拍手が贈られた。

左から村瀬亜季プロデューサー、田中裕太監督、鷲尾天プロデューサー、関根明良、高橋麻樹プロデューサー。

左から村瀬亜季プロデューサー、田中裕太監督、鷲尾天プロデューサー、関根明良、高橋麻樹プロデューサー。[拡大]

そして最後の質問は「ケーキはお好きですか?」というもの。鷲尾と関根が不思議がりながら「好きです」と回答すると、ステージに現れたのは「プリキュア」20周年をお祝いする大きなケーキ。ケーキを前に改めて20周年を迎えた思いを聞かれると、鷲尾は「本当に今日でちょうど20年でございます。今後もこうして皆さんとお会いする機会をたくさん作りながら、番組をきちんと継続していければと思いますので、これからもよろしくお願いいたします」と真摯なメッセージを贈った。

「映画プリキュアオールスターズF」“復活祭上映”は全国の劇場で2月4日まで開催。実施劇場などの詳細は映画公式サイトで確認を。

この記事の画像(全7件)

「映画プリキュアオールスターズF」“復活祭上映”

「復活!Fナイト応援上映」

日時:2024年2月2日(金)20:00の回
入場者プレゼント:「復活!ミラクルライト」

「ALL STARS上映」

日時:2024年2月3日(土)14:00の回上映終了後
本会場:東京都 丸の内 TOEI1
登壇キャラクター:キュアブラック、キュアブルーム、キュアドリーム、キュアピーチ、キュアブロッサム、キュアメロディ、キュアハッピー、キュアハート、キュアラブリー、キュアフローラ、キュアミラクル、キュアホイップ、キュアエール、キュアスター、キュアグレース、キュアサマー、キュアプレシャス、キュアスカイ
入場者プレゼント:「プリキュア20周年クリアカード」

「All For One上映」

日時:2024年2月4日(日)13:00の回上映終了後
本会場:東京都 丸の内 TOEI1
登壇者・キャラクター:キュアスカイ、キュアプリズム、キュアウィング、キュアバタフライ、キュアマジェスティ、キュアワンダフル、キュアフレンディ、吉武千颯、石井あみ
入場者プレゼント:「ひろがるスカイ!プリキュア&わんだふるぷりきゅあ!クリアカード」

全文を表示
(c)2023 映画プリキュアオールスターズF製作委員会 (c)ABC-A・東映アニメーション

読者の反応

geek@akibablog @akibablog

今日で放送開始20年!プリキュア生みの親・鷲尾Pに20の質問「プリキュアって何?」
https://t.co/vzzPSMM0we

コメントを読む(14件)

関連記事

田中裕太のほかの記事

リンク

このページは株式会社ナターシャのコミックナタリー編集部が作成・配信しています。 田中裕太 / 関根明良 / 映画プリキュアオールスターズF の最新情報はリンク先をご覧ください。

コミックナタリーでは国内のマンガ・アニメに関する最新ニュースを毎日更新!毎日発売される単行本のリストや新刊情報、売上ランキング、マンガ家・声優・アニメ監督の話題まで、幅広い情報をお届けします。