諏訪部、永井、置鮎、皆川が演じるキャラクターの名セリフとともにそれぞれ登場すると、観客から黄色い歓声が上がる。キャストからの合図を受け、観客が息の合った氷帝コール、立海コール、青学コールで会場を温めた。またコールの際には、それぞれの学校のカラーに光るライトで客席を埋め尽くすなど、声出しも解禁され、全力で楽しむファンの姿が目立った。
トークではまず、2024年10月にアニメ放送を控えるU17ドイツ代表戦の話題に。出場選手を諏訪部が読み上げる場面では、敵となるドイツ代表の紹介を省略し、ドイツ代表として出場する手塚役の置鮎がすかさずツッコミ笑わせる。永井は同じ立海のメンバーでもある切原赤也のパワーアップに期待を寄せつつ、原作を読みドキドキしていたという幸村と手塚との激闘をアニメで演じることについて、意気込みを述べた。
また現在展開されているU17スペイン代表戦での跡部の戦いぶりについて諏訪部は、感動したことを口にする。ワールドカップに入ってからの跡部の苦闘を振り返り、彼の成長を親になったような気持ちで語っていた。また諏訪部は作詞を手がけた跡部の楽曲「俺様の美技に酔いな」の歌詞が、作中に引用されたシーンを振り返り、許斐のサプライズに感無量だったと明かした。
イベントでは許斐のメッセージもたびたび読み上げられる。ファンに感謝しない日はないという許斐は、最後まで一筆一筆に持てる全てを注ぐことを誓いつつ、決勝戦に「代表全員を出してあげたかった」と思いを吐露。ファンが応援する辛くターを可能な限り出したいと代表決定戦を描いたことを明かし、代表になった7人を応援してほしいと綴った。
アニメになる前のシーンを原画と生アフレコで先取りするコーナーでは、マンガで展開されてきた数々の激闘が蘇る。準決勝での手塚と幸村の激闘で置鮎と永井が熱い掛け合いを見せ、諏訪部はさきほど話題にも出たスペイン代表ロミフェルとの戦いを感情込めて演じる。皆川は、決勝戦出場メンバー決定戦の不二との戦いを再現し、いつまでも演じるのを取っておきたいほど、心に残るシーンであることを伝える。永井は手塚と幸村の戦いが連載されていた当時に置鮎から受け取ったメッセージについて明かし、ついに2人で演じることが出来ると喜んだ。
イベントの締めくくりは、おなじみとなっているキャストによるライブ。置鮎が「Decide」、幸村が「That's another」、皆川が「NEVER END」を大歓声の中歌唱。諏訪部は先ほども話題に上がった「俺様の美技に酔いな」を披露し、「スケスケだぜ」のセリフには悲鳴のような歓声が上がった。最後に「Love Festival」を会場を巻き込んで大合唱。退場の瞬間まで観客を楽しませ大盛りあがりの中イベントは幕を閉じた。
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マサ @kiruhiice1
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