劇場アニメ「窓ぎわのトットちゃん」の本編映像と、演奏シーン収録時の様子が合わさった特別映像が公開された。映像内では「窓ぎわのトットちゃん」本編の新交響楽団の演奏シーンがふんだんに盛り込まれており、そのシーンの演奏はNHK交響楽団が担当している。
NHK交響楽団の前身となる新交響楽団に所属し、第2の指揮者とも言われるコンサートマスターとして活躍していた
公開された特別映像では、新交響楽団が練習をしている本編映像と、NHK交響楽団が力強く演奏している様子、守綱が自宅でヴァイオリンを奏でる本編映像と、NHK交響楽団の特別コンサートマスター・篠崎史紀が演奏している様子の両方を観ることができる。今回の演奏について篠崎は、「守綱さんご自身もそうだと思いますが、音楽家としてまずは作曲家や作品に対しての想いを弾く。そして、自分の想い・思想・哲学を演奏におさめるということを大切にして演奏しました」とコメント。また劇場アニメについては「すごく心に染みる映画。今の時代に必要なことや人生において一番大事なものを問いかけていると感じましたし、大人からこどもたちへ、そして未来へのメッセージが詰まっています」と語っている。
12月8日公開の「窓ぎわのトットちゃん」は、黒柳が自身の幼少期を描き、1981年に出版した同名小説が原作。
映画「窓ぎわのトットちゃん」× NHK交響楽団 特別映像
篠崎史紀(NHK交響楽団特別コンサートマスター)コメント
すごく心に染みる映画。
こどもたちの成長は大人の接し方によって大きく変わると思うので、
この映画を大人がしっかりと観て、こどもたちに伝えるべきだと思います。
今の時代に必要なことや人生において一番大事なものを問いかけていると感じましたし、
大人からこどもたちへ、そして未来へのメッセージが詰まっています。
幻のローゼンシュトックさんにお会いできたことも、嬉しかったです!
僕が弾いた守綱さんの演奏部分がこんなに重要なシーンだと知らなかったので、驚きました。
シーンの詳細を演奏前に聞いていたらと思うと……。事前に知らなくて良かったです。(笑)
守綱さんご自身もそうだと思いますが、音楽家としてまずは作曲家や作品に対しての想いを弾く。
そして、自分の想い・思想・哲学を演奏におさめるということを大切にして演奏しました。
完成したシーンを観て、守綱さんは大きな決断をする時に自分の想いを全て音に託しているんだと感じました。インターネットの普及で他人の情報によって自分の考えが変わってしまうことが多いけれど、
あのシーンのように自分自身を確かめるために、自分の中に持っている全てを託して確かめるという行動はとても大事なことだと思います。
徹子さんは常に新しいものに興味を持ちながら、ナチュラルでもの凄く素敵な方。
すべてのことが平等に見えていて、憧れの人です。
人が人と接することがどれほど素敵なことか。
それがナチュラルであればあるほど、どれだけ様々なものが見えてくるのかということを
徹子さんとこの作品を通して感じ取ってもらいたいなと思います。
映画「窓ぎわのトットちゃん」
2023年12月8日(金)全国ロードショー
スタッフ
原作:
監督:
脚本:八鍬新之介・鈴木洋介
キャラクターデザイン:金子志津枝
制作:シンエイ動画
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「窓ぎわのトットちゃん」特別映像公開、本編の演奏シーンとNHK交響楽団の演奏が融合
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