片渕須直監督の作品を紐解く上映イベント、片渕監督と千住明出演のトークイベントも

片渕須直監督の新作映画「つるばみ色のなぎ子たち」と、これまでの片渕監督の作品に繋がる主題や創作の原点を探る上映企画「つるばみ色のなぎ子たちへつづく道」の開催が決定。上映作品第1弾として、「アリーテ姫」が12月15日から21日まで京都・出町座にて上映される。

同企画では2024年4月に「マイマイ新子と千年の魔法」、2024年8月に「この世界の（さらにいくつもの）片隅に」を上映予定。それぞれ1週間限定で「つるばみ色のなぎ子たち」のパイロット映像とともに順次上映が行われる。また、12月16日の「アリーテ姫」上映後には片渕監督と、「アリーテ姫」や「つるばみ色のなぎ子たち」の音楽を手がける千住明によるトークイベントも開催を予定している。

「アリーテ姫」は2001年に公開された映画で、おとぎ話をテーマにした物語。第1回新世紀東京国際アニメフェア21にて劇場映画部門優秀作品賞を受賞した。2009年公開の「マイマイ新子と千年の魔法」は自らの幼少時代をモデルに描いた高樹のぶ子の自伝的小説が原作。第14回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で優秀賞を受賞するなど、数々の賞を受賞している。2019年に公開の「この世界の（さらにいくつもの）片隅に」は、こうの史代のマンガを原作としたアニメーション映画「この世界の片隅に」に新規カットを大幅に追加した作品。戦争真っ只中の日本で、広島県呉に嫁いだすずの暮らしを描く。