「シティーハンター」リョウが新宿のアンバサダーに 劇場版の試写会に神谷明ら集結

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北条司原作によるアニメ映画「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」の主人公・冴羽リョウが、“新宿観光アンバサダー”に就任。それを記念した任命式が東京・歌舞伎町シネシティ広場で開催された。また任命式後には、同じく歌舞伎町にあるTOHOシネマズ新宿で、劇場版の舞台挨拶付き試写会が行われた。

「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」舞台挨拶付き試写会の様子。

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冴羽リョウの“新宿観光アンバサダー”任命式の様子。

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任命式には、リョウ役の神谷明、槇村香役の伊倉一恵、アンジー役の沢城みゆき、海原神役の堀内賢雄のほか、ナンパ好きな男役でゲスト出演する南海キャンディーズ山里亮太、新宿観光振興協会・杉江理事長が登壇。リョウが“新宿観光アンバサダー”に就任したことについて問われると、神谷は「新宿でそんな立派な役をいただけるとは思いませんでした。もっこりうれしいです!」と笑顔を見せる。作品のファンを公言する山里は、もっこりというワードに反応し「この単語が新宿に響いたわけですね」とすかさず返した。

冴羽リョウ等身大フィギュアの除幕式の様子。

冴羽リョウ等身大フィギュアの除幕式の様子。[拡大]

左から新宿観光振興協会・杉江理事長、神谷明。

左から新宿観光振興協会・杉江理事長、神谷明。[拡大]

伊倉は「ひっそりと事件を解決していた私たちだったんですけど」と感慨深げな表情を浮かべながら、「新宿を守るのはリョウしかいない」と断言。沢城は「これを機に若い世代の皆さんにも“XYZ”が広まるといいなと思います」と希望を述べる。アニメ「シティーハンター」の第1シリーズで端役を演じていたという堀内は、昔に思いを馳せ、「劇場版の出来上がりといい今回の新宿観光アンバサダーの件といい、作品の進化の仕方がすごい。そう感じながら、神谷さんの“もっこり”というセリフ、絶対言いたいなと思っていました」と話した。杉江理事長は新宿観光アンバサダーの任命理由について、「主役の冴羽リョウさんは、36年間も新宿で大活躍をされている。新宿の街を題材にした映画や小説は多数あります。でもこんなに長くつながっているものはないんじゃないかと。今回の映画だけでなく新宿の街のPRもお願いできたら」とコメント。神谷の手に任命証を手渡した。さらに任命式では、リョウの等身大フィギュアを初披露。登壇者によって、除幕式も実施された。

左から堀内賢雄、沢城みゆき、神谷明。

左から堀内賢雄、沢城みゆき、神谷明。[拡大]

舞台挨拶付き試写会には、任命式のメンバーに加え、野上冴子役の一龍斎春水、新キャラクター・ピラルクー役の関智一とエスパーダ役の木村昴、総監督を務めたこだま兼嗣が参加。神谷らがステージに現れると、高い倍率を勝ち抜き、会場に駆け付けた観客から大きな拍手が贈られる。そんな観客を前に伊倉は香の、一龍斎は冴子のセリフを交えながら挨拶。今の気持ちを聞かれたこだま監督は、「ずいぶんと紆余曲折があって、もうダメかなと思ったときもあったんですけど、やっと完成しました。今日の晴れ舞台を迎え、ホッとています」と胸をなでおろす。神谷は劇場版の脚本を絶賛しながら、アフレコの前に配布されたという資料用のDVDについて触れ、「画を作っている皆さんの素晴らしい力を感じました。また資料用の映像には音楽も入っていたんです。それらが全部ずっしりと肩に重くのしかかって来ました。こういう作品は当たらなかったことがないんです。僕たちはそれに負けないようがんばって息を吹き込みました」と語りかけた。

左から木村昴、関智一、堀内賢雄。

左から木村昴、関智一、堀内賢雄。[拡大]

伊倉が、「5秒で『おっ』となり、30秒経つと『おお!!』ってなります。もれなく『Get Wild』がエンディングに流れますが、『Get Wild』を聴いているときの気持ちがいつもと違うなって」と劇場版を観た感想を伝えると、沢城も「わかります、先輩! 『Get Wild』が流れたら『シティーハンター』に出たという気持ちになれるのかと思ったら、今回ちょっと違うんですよ」と激しく同意する。大の「シティーハンター」ファンだという関は、「海原神がアニメに出てくるのをすごく楽しみにしていたんです。誰がやるんだろうと思ったら、こんな面白い先輩で(笑)。すごくカッコいいんですよ。僕のイメージ以上の海原神で、この先も続いてもらいたいなと思いました」と堀内の演技を絶賛した。木村は「ドラえもん」に出演している関と、「劇場版シティーハンター」で新キャラクターを演じられたことがうれしかったと発言。さらに木村が「本当に関さんは『シティーハンター』が好きなんだなっていうのが、隣にいて伝わってきましたし、アフレコのときもすごく楽しそうでした」と続けると、関は神谷と伊倉にサインをもらったことを明かす。それを聞いた木村は、自分もLINEを交換して返事が来たと応戦。負けじと関が「俺は神谷さんと小包のやりとりをしてる」と自慢し、会場の笑いを誘う場面も見られた。

「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」舞台挨拶付き試写会の様子。

「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」舞台挨拶付き試写会の様子。[拡大]

最終章に突入したことについて気持ちを聞かれると、神谷は「前作でとてもいいセリフがあったので、僕今作でも言いたいって伝えたんですよ。それが出て来ますから、探してください。あと何より前作はすごく評判がよかったんですけど、次はなかなか作ってもらえなかったんです。でも約4年かかって作ってもらえた。ぜひ続いていってほしいシリーズではあります」としみじみ語る。その流れに乗り、次回作について問われたこだま監督は、「今回だけでは作り切れなかったというのがありまして、これからが最終章の始まりであると認識しています。僕がやるかどうかはわからないですが」と意欲を見せる。それを受けて神谷は「立派に完結している素晴らしい作品になっております」とフォローしたうえで、「自分で拝見して感動しましたし、(時間が)早かったですし、もう1回観たいと思った。見足りないんですよ。それくらいの作品に仕上がっています」と自信を覗かせた。

最後に「この街に必要なのは?」「シティーハンター!」というコールアンドレスポンスを挟み、祝砲としてキャノン砲が打ち上げられる。銀テープが飛び交う中、神谷は「この作品、ひと言でいうとゲラゲラ、ワクワク、ハラハラ、ドキドキ、ジーンでございます。ぜひお楽しみください」と観客にアピール。イベントは幕を閉じた。

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「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」

2023年9月8日(金)全国ロードショー

スタッフ

原作:北条司
総監督:こだま兼嗣
脚本:むとうやすゆき
キャラクターデザイン:高橋久美子、北澤精吾
音楽:岩崎琢
音響監督:長崎行男
制作:サンライズ、アンサー・スタジオ
配給:アニプレックス

キャスト

冴羽リョウ:神谷明
槇村香:伊倉一恵
槇村秀幸:田中秀幸
野上冴子:一龍斎春水
海坊主:玄田哲章
美樹:小山茉美
来生瞳:戸田恵子
来生泪:深見梨加
来生愛:坂本千夏
ピラルクー:関智一
エスパーダ:木村昴
アンジー:沢城みゆき
海原神:堀内賢雄

※冴羽リョウのリョウは、けものへんに「僚」のつくりが正式表記。

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