TVアニメ「キラッとプリ☆チャン」のキャストによるライブイベント「プリ☆チャン ファンファーレ!2023」が、本日7月15日に東京・J:COMホール八王子で開催された。「プリティーシリーズ」合同ではない「プリ☆チャン」単独でのライブイベントは、無観客配信となった2020年、有観客・発声禁止で行われた2021年に続き3回目。2018年のゲーム・アニメの開始から5周年、ようやく迎えた発声可能な単独公演ということで、会場に集まった満員のファンは終始ステージに大きな歓声を送り、5周年を盛大に祝った。
昼公演の幕開けを飾ったのは、アニメ第1話で披露されたみらい&えもの「レディー・アクション!」。この日はアニメの1st seasonから辿るようにセットリストが構成されており、ミラクル☆キラッツ結成のエピソードのように、2人がりんかをステージに招き入れ「SUPER CUTIE SUPER GIRL」へとつなぐ。みらいのソロ曲「ワン・ツー・スウィーツ」のイントロを3人で踊ったり、「スキスキセンサー」の盛大なコールでファンと声を重ねたり、会場を大いに盛り上げるミラクル☆キラッツ。そんな3人に続いて登場したあんな&さら、そしてメルティックスターの強気で挑発的なパフォーマンスは、ライバルとして対抗しあっていた頃の両グループを思い出させる。
歌い終えたメルティックスターは、「楽屋の奥まで聞こえるくらい歓声がすごい!」と笑顔。3人のMCを挟んだ次のパートでは、さらの内面をより掘り下げた「My Secret heArtbeats」や、関係性の変化があらわれたえも&あんなの「ツヨキ!ツインテールズ」、コーデチェンジしての「La La Meltic StAr」「ロケットハート」など、2nd seasonでの物語の深まりを感じさせる楽曲が並ぶ。また「フレンドパスワード」はだいあと黒だいあ、両方のバージョンで衣装も変えて披露され、その巧みな歌い分けでもファンを沸かせた。
ミラクル☆キラッツとだいあがほのぼのとMCを始めると、ステージにいたずら好きのおしゃまトリックスがカメラを持って乱入。「姉山、にらめっこで勝負だー!」とみらいに挑み舞台上を騒がせるも、みらいの得意技“キラースマイル”であっという間に倒されるというやりとりで観客を笑わせる。そんなおしゃまトリックスのキュートで賑やかな「いたずらカーニバル!!」から、3rd seasonの楽曲を披露するパートへ突入。イブの「プラネタリウムの殻」では、曲中に一瞬すべての音が止むという演出や、響き渡る澄んだ歌声で、熱気に満ちた会場に一筋の風を吹かせた。
「キラッとプリ☆チャンランド」「A・B・C・Dいいね★ダンス」を元気いっぱいに畳みかけたゴーゴー!マスコッツ。MCでは“マスコットの偉い人”であるルルナにたしなめられながら、「カガヤキコーポレーションがプロデュースした」というライブグッズを紹介していく。本日出演のなかった斎賀みつきの録り下ろしボイスによって、ソルルもMCに参加するという、うれしいサプライズも。そして一同の呼びかけで、観客から盛大な「いいね」コールがステージに向けて届けられる。するとミラクル☆キラッツ、メルティックスターが新たな衣装で登場。6人での「キラッとスタート」、さらにだいあも加わって7人では初披露となる「ダイヤモンドスマイル」を披露すると、会場のボルテージも最高潮に達した。
エンディングの挨拶では、おしゃまトリックスが「いたずらもするし、新曲もほしいな!」「偉い人、お願いします!」と呼びかけてファンを笑わせる。輝イブ役の
イベント内ではバーチャルライブ第2弾「ハイスクール!キラッとプリ☆チャン」の今冬配信も明らかに。アニメから引き続き博史池畠が監督、兵頭一歩が脚本、満田一がキャラクターデザインを担当し、作中に新たなプリ☆チャンアイドル“銀河さだめ”が登場することも明らかになった。併せてクラウドファンディングの実施も予定されているという。さらに10月11日には、アニメ「キラッとプリ☆チャン」設定資料集の発売も控えている。なお7月30日まで、本日の公演のアーカイブ配信も実施中だ。
「プリ☆チャン ファンファーレ!2023」
開催日時:2023年7月15日(土)昼の部 開場13:00、開演14:00 / 夜の部 開場17:00、開演18:00
会場:東京都 J:COMホール八王子
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