「神クズ☆アイドル」振り付け講座で今井文也「代わりにステージに立ってほしい」

いそふらぼん肘樹原作によるTVアニメ「神クズ☆アイドル」のステージイベントが、本日3月27日に「AnimeJapan 2022」内で開催された。

「神クズ☆アイドル」は顔がいいだけでやる気のない“クズアイドル”の仁淀ユウヤと、そんな彼に憑依した伝説の“神アイドル”最上アサヒが、アイドル界のトップを目指していくコメディ。アニメは今夏に放送される。イベントには仁淀ユウヤ役の今井文也、最上アサヒ役の東山奈央、アイドルユニット・ZINGSのメンバーとして、仁淀と活動をともにする吉野カズキ役の堀江瞬が登壇。会場に駆けつけた観客たちによる手作りのうちわに目を止めると、3人は感激する様子を見せた。

演じるキャラクターの説明を求められた今井は、仁淀について「ファンサもしない、態度も悪い、誰も笑顔を見たことがないという、タイトルにある通りの“クズアイドル”の解釈で間違いないです。なので声を出すときもだいぶ口をすぼめて、最低限の声量で演じています。隣の2人とは真逆のキャラクターでした」と述べる。東山はアサヒがもと“伝説的な人気を誇る国民的アイドル”という設定をふまえた上で「常に100点満点でいる彼女を演じなければいけないので、気合いが入ります」とコメント。堀江は「“クズアイドル”仁淀くんのフォローをしている、優しくて親切な性格の男の子なんですけど、表向きはアイドルとして輝きながら、実は自分に自信を持てないという一面も抱えている。そういったギャップが、魅力的なキャラクターです」と語った。

イベントでは事前にファンから質問を募集。自身が演じるキャラクターに似ている部分、アピールポイントについて教えてほしいというお題が投げかけられると、今井は「僕の場合は『似ている』と言うといろいろ問題があるかと思うんですが、仁淀くんは『嫌なことは嫌だ』と正直に伝える力があるので、そこはいいなと思うところですね」と答えを返す。東山は「仕事が大好きなところはそっくりだと思います。福岡大生監督が、アイドルというアサヒちゃんの設定と、私が（歌手として）ステージに立っている姿がアサヒちゃんと似ているという理由から選んでくれたそうなんですよ」と打ち明けた。堀江は「僕も自分に自信がないタイプなので、ものすごく共感しながら役作りをしました」と話し、キャラクターに対してすごいと思った点に関しては「こんなクズを相手に、ユニット活動を続けるってすごいなって」と言及。東山から「だんだん、キレが増してきましたね！」と、ツッコまれる場面も見られた。

さらにいそふらぼんから預かってきたという質問も登場。「『神クズ☆』のキャラは全員友達がいないんですが、演じているキャラクターとは友達になれそうですか？」との質問に、堀江は「友達になりたいです。吉野くんにお酒を飲ませて、本当は仁淀のことをどう思っているのか聞きたい（笑）」と即答する。東山も「私もアサヒちゃんとリンクする部分を感じるので、いい友達になれそうです」と同意。今井は「僕は彼とお酒を飲みながら愚痴を聞いたりしたいんですけど、友達はちょっと厳しいんじゃないかな。彼は吉野くんですら友達とは思っていないんじゃないかと。（ユニットとして）友達以上の関係を築き上げていくとは思いますけど、一般的な友達とは違うのかなって」と、率直な感想を伝えた。

イベントの中盤、3月20日開催の「ZINGSお見立て会」で初披露された「恋のBANG」の振り付けを一緒に踊る「『恋のBANG』振り付け講座」のコーナーに。レクチャーを受けながら、完璧に振り付けをこなす観客を前に今井は「僕たちの代わりにステージに立ってほしいくらいには、完璧に踊れています」と太鼓判を押す。どれくらいで振り付けを覚えられるのかと聞かれると今井は「この『恋のBANG』の振り付けは2時間かけて、ようやくできるようになりました」と振り返る。東山は「動きが速い振り付けなので、2時間で覚えられたのはすごいと思います」と、その努力を褒めた。堀江は「僕も2時間くらいがんばった気がします」と小声になりながら、『恋のBANG』の振り付けはみんなで踊れるくらいキャッチーだったので、頭には入りやすかったですね」と笑顔で返した。

最後の挨拶で堀江は「この作品は設定がぶっ飛んでいるのもそうですが、何より『神クズ☆アイドル』を応援しているオタクたちにもスポットが当てられているのがとても面白くて。ノリがすごくリアルなんですよ。きっといそふらぼん先生もオタクなんだろうなって。ぜひ作品と一緒に、先生のTwitterアカウントもチェックしていただきたいです」とアピール。東山は「我々の軽快なトークのテンポ感も作品に落とし込まれていると思いますので、ぜひお楽しみに」と語り、今井は「アニメならではの笑える要素もたくさん入っています。いそふらぼん先生のTwitterアカウントをフォローしていただくとわかると思うんですが、あの先生だからこのセリフが生まれるんだなと。この場で僕も、先生のTwitterアカウントを宣伝させていただこうと思います」と伝えて、ステージは締めくくられた。

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